神々の山嶺 4 (愛蔵版コミックス)

  • 集英社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087827866

感想・レビュー・書評

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  • ブックオフ佐賀南部バイパス
    【Great】

  • ご存知、柴田練三郎賞を受賞した夢枕獏の作品が原作の漫画。谷口ジローのしっかりとした書き込みは小説にも負けていない力作です。

  • いよいよクライマックス!タイトルとなっている「神々の領分である山嶺」へと踏み入る序章。もちろん物語にも画にも緩みはない。

  • 冬季エヴェレスト南西璧無酸素単独登頂
    もう下山する気力さえ萎えそうになる。しかし…ここで終わるわけにはいかない。それは…たぶん怒りのようなものだ。その気持ちがようやくおれを動かした…それからすぐに下山を始めたのだ。
    ……山屋は山に登るから山屋なんだ。死ぬために登るんじゃない。死んだら……ゴミだ。
    生きた時間が長いか短いかそれはただの結果だ。死ぬだとか生きるだとかそういう結果のために山に行くんじゃない!不幸か幸福かだったなどもただの結果だ!生きたあげくのただの結果だ。幸福も不幸も関係ない‼そういう結果を求めて山に登っているんじゃない!!おれはどう生きたらいいかなんてまるでわからないがな山屋である羽生丈二のことならわかる!山に登らない羽生丈二はただのゴミだ。
    そこに山があったからじゃない。ここにおれがいるからだ。
    自分の内部に眠っている鉱脈を捜しにゆく行為のようなものだ。頂を目指すというその行為こそが答えなのかもしれない。

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著者プロフィール

1947年、鳥取県鳥取市出身。アシスタントを経て、1975年『遠い声』で第14回ビッグコミック賞佳作を受賞。『「坊っちゃん」の時代』シリーズ(関川夏央・作)で手塚治虫文化賞マンガ大賞、『遙かな町へ』『神々の山嶺』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞など、海外でも数多くの賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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