料理家 村上祥子式 78歳のひとり暮らし ちゃんと食べる! 好きなことをする!
- 集英社 (2020年9月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087861310
作品紹介・あらすじ
「ちゃんと食べて、ちゃんと生きる」。村上さんの実践する「食べ力」(R) は、生き方の栄養学です。ー野崎洋光さん(分とく山 総調理長)
これまでに出版した著書は500冊以上!
生き方、家族、仕事、暮らしの知恵から
80代の夢と計画、おすすめレシピまで。
78歳の料理家・村上祥子の元気の秘密がまるごとこの1冊に!
社宅に住む主婦だったときに、料理コンテストで優勝。その後、料理研究家として活躍を続け、地元・福岡と東京を頻繁に往復してきた村上祥子。管理栄養士として、糖尿病、生活習慣予防改善のためのカロリー控えめで栄養バランスの優れた食事を考案し続け、「たまねぎ氷」「にんたまジャム」など健康に良いアイデアレシピを創ってきました。
「ちゃんと食べて、ちゃんと生きる」。現在まで、ぶれない考えが生まれたのは、30代後半で顎骨の骨髄炎を患ったとき。40代に入って病名が判明し、10回の手術で抜歯18本。闘病生活は4年に渡りました。「華やかなごちそうよりも、おしゃれなメニューよりも、堅実な食生活が大切」。憑き物が落ちたように、食べる意味を悟りました。
現在、78歳。子どもたちは独立し、夫は6年前に先立ち、“後期高齢者のひとり暮らし"。1日3食ちゃんと食べているけれど、手間は省いて簡単に。材料をマグカップに入れ電子レンジでチン! の「マグカップごはん」。肉、魚、野菜をフリーザーバックに入れる「1人分冷凍パック」。料理教室で生徒のニーズを知って編み出したメニューを私生活でも実践。体調は絶好調。子どもたちの食育と、自立するシニアのための料理教室に力を注いでいます。
80代の夢は、美味しいランチを提供する「村上食堂」のオープン。世界のおばあちゃんを取材して、とっておきのお菓子の作り方を本にまとめること。好きなことを続けるために、ちゃんと食べ続けています。人生を振り返りながら、気負わない毎日の暮らしぶりを紹介、実際に食べているごはんのレシピをお届けします。
●著者について
村上祥子(むらかみさちこ) 料理研究家、管理栄養士、福岡女子大学客員教授。1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を15年担当。治療食の開発で、油控えめでも1人分でも短時間でおいしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者になる。
感想・レビュー・書評
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年を重ねてもパワフルに生きている村上先生に終始びっくりしながら読み終える。
食べ力を日々の食事で養いながら毎日フルパワーで過ごしていることがとても伝わってくる。
こんな元気な後期高齢者になれるようににんたまジャム作ってみよう!
村上先生ずっと元気でいてください!
日々の食事をもっとずっと大事にしたくなる一冊。 -
電子レンジ調理で有名な村上先生の、良き暮らし本。これだけバイタリティがある方にとっても、幸せなシニア人生は、いらないものの徹底排除にあるのだなあ。特に台所用品と服。うーむ、そろそろ私も考えるべきお年頃だなあ。
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元気の源は食から!
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もう数十年前に村上祥子氏のレシピ本で電子レンジ調理に目覚めた事を思い出しました。「やったことないだけ」を心に留めておきたいと思います。
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78歳で料理家。現役 バリバリ...すごいです。
シニア世代で健康で活躍している人の生き方を知りたくて読んでみた。
食は元気の源。頭を使って食べなきゃダメですね。
そして身の回りの整理は60代前半に...etc
なんか色々考えることあり
そして実行せねば...
今に集中するためにも...
元気・そしてシンプルに暮らすことが大事なのかもしれない... -
シニア向けに書かれたのかな?というメッセージが散見された。
個人的に一番印象に残ったのは、スクラップしたレシピや記事を、食品成分表の食品コードに合わせて整理していた話。
ちょうど、自分が在学中に「村上祥子料理研究資料文庫」がてきて、登場料理家としての道に進むこと自体にとても憧れがあったので拝見していたが、作られた経緯やこだわりはもっと早くに知っていたかった、、!
【フレーズ】
・p112
誰も見ていなくても、「おひとりさまごはん」がちゃんとできていること。それが、いくつになっても人間らしい自分を確立するための必須条件です。
・p99
本物のシニアになったら、断捨離にエネルギーを使うことは、まず、しません。体力があるうちに出来るだけ整理することです。 -
レンジ料理で有名な人、最近はテレビではそれほど見かけないようになったけど今もパワフルに生活しておられるようです。
パワーが今もすごい。
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この方のバイタリティーにびっくりしました。また誰もこのようにできないと感じました。すごい人です。会ってみたい。