悪魔とラブソング 1 (マーガレットコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 678
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088461939

感想・レビュー・書評

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  • ネーミングに惹かれて。前作のハツカレとは違った作風に作者の力を見た気がします。不器用な主人公と周りをとりまく人の描写がなかなか好きです。ラブリー変換…難しい(笑)

  • 王道中の王道。<br /><br />名門女子校を退学処分を受け、転校してきた美少女マリア。「周りの人間を汚れさせる」悪魔と恐れられる彼女は、その派手なルックスと、過剰なほどの洞察力、そして正直すぎる性格から、衝突を繰り返し、いじめの対象になっていくが・・・。<br /><br /><br />おそらく現代少女マンガの王道を体現する存在。<br />現代少女マンガは(そこまでたくさん読んだわけじゃないけど、少なくとも『NANA』や『僕等がいた』、『砂時計』といったヒット作では)リアル志向が王道のようだ。<br />本来の少女マンガというのは、夢見がちな少女が夢のような恋に巻き込まれていく、という図式が主流だったように思う。<br />「私のために争わないで」と泣きながら叫ぶのが、冗談にならなかった時代。<br /><br />でも近年の少女マンガは、それよりはかなり等身大。<br />『恋空』なんかもそうだが、ヒロインやその置かれる環境が、より身近なものになってきている。<br />(近年の情報洪水の影響か、若年層は近視眼化が進行しており、それが少女マンガの作風トレンドにもあらわれているのかもしれない、となんとなく思った。)<br />いじめや援交など、社会問題を採り入れるケースが多いのもそのせい?<br /><br />この流れの上で、最近の少女マンガで最も特徴的なモチーフは「友情と恋愛」かと。(いじめもその亜種)<br />ここのところ若者の間で友情再評価が始まっている節があって、「彼氏彼女<友達」という構図は半ば常識化しつつある。<br />友情を重視する人間はカッコイイのである。<br />『君に届け』なんかはこうした流れの中で生まれたヒット作だろう。<br /><br /><br />そんな中本作は夢見がちかつ、友情主義。ザッツ王道。<br /><br />売りはなんといってもヒロインのマリアのキャラクターでしょう。<br />近寄りがたいほどの美少女でありながら、男の影がなく、色々あって実際には友達こそいない(いなかった、が正しいか)ものの、本当の友達を心から欲している様子は、若者の願望そのもの。<br />こういうキャラは今までいそうでいなかった・・・と思う。<br />ただ、作者のなかでもあんまりキャラが固まっていないのか、マリアの位置取りがしょっちゅう揺らぐのが気になる。<br />また、マリアの特異性を描くために、女クラスメートがアンリアルなほどに嫌な奴揃いになってしまっているのも勿体無い。<br />その一方で男のクラスメートは比較的イイヤツばかりなのが、ちょっとこの作品の浅いところかなぁ。<br />完全に蛇足だが、作者はあんまり男友達がいないんだと思う。<br /><br />他に特筆すべきは、セリフがめちゃくちゃクサいとこ。<br />マリアのモノローグがうるさいくらいに挿入されるのはいいが、男ふたりがいちいちクサくてちょっと疲れる。<br />もうちょっとクサさは出し惜しみして欲しいところ。<br />私などは深夜3時にこれを読んでいるとき、「もー!」といって一度コミックスを投げてしまったほどである。<br /><br />間違いなく面白いんだが、それ以上ではない作品だった。少なくとも私にとっては。<br /><br />なんか深夜ノリで妙に長くなっちゃったなぁ。

  • 十塚学園に転入してきた可愛マリア。外見は可愛いのだがその飾り気のない言動のせいでクラスから孤立する存在に・・・・。久々の学園もの。悩んで、もがいて、一筋縄じゃいかないところがいい♪

  • 悪魔だけどまっすぐな子に会いたい方はぜひ!

  • 大人になってから少女マンガでドキドキできるとは思いませんでしたっ。
    テーマが微妙に深くて重い。 どう決着をつけるのか見物です。

  • 正直、話の中でおもしろいと思えるとこが全く見つからなかった。

  • やっちゃった…。また増やしちゃった…

    なんといっても感情描写が上手い。そしてそれを文字に表せる表現力が凄いと思いました。+゜(´▽`)。+゜

  • 私にしては珍しく普通の少女コミック。

    県でトップクラスのカトリック系高校・聖カトリア女子をとある事情で退学になった美少女・可愛マリア(表紙の子)。
    美人な外見とは正反対に口調がキツいのでいろいろ誤解されたりしながらも絶対に自分の考えを曲げず毅然と立ち向かうマリア。
    そんなマリアの友情やら恋愛やらの話?

    私は神田優介派。

  • 「ハツカレ」と同じ作者さんなので買い始めた作品。

    物事の本質を見抜く鋭いカンを持った主人公・可愛マリア。
    マリアは率直な言動で転校一日目にしてクラスから孤立してしまう…

    正直読むのが辛い巻だったけど、これからクラスのみんなが
    マリアとどう向き合ってくのかが気になる話です。

  • 悪ラブ−!!
    いいですよ!!
    主人公いいですよ!
    私は目黒より神田が好きっす!

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