少年は荒野をめざす 2 (ぶーけコミックス)

著者 :
  • 集英社 (1986年10月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088601168

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  • 主人公はこの巻以降は高校生だから、記憶違いというわけでもなかった。1986年10月20日第1刷発行、1990年2月15日第8刷発行。定価370円(本体359円)。
    収録作品:「少年は荒野をめざす」、「MAKING OF "SHONEN WA KOYA O MEZASU"」

  • 2巻で日夏さん登場。狩野の家出。たぶんこの巻が一番好き。まるでドッペルゲンガーのような狩野と陸の関係、兄の眼として男の子として生きてきた狩野のアイデンティティを陸はゆるがす。

    「理想の自分がすでに他人として存在するならば この自分は自分にとって存在しなくてもいいものになってしまう」

    この理論。 「陸になりたかったな」というシンプルな言葉が沁みる。けれど最終的に狩野は「殺したいと思うより愛してほしいと思う方が」良いと結論づける。

    異性であれ同性であれ、誰かに対する「好き」という気持ちには「理想」が含まれていて、そのひとのように「なりたい」という成分も「好き」の要素なのだろう。

    しかしそんな複雑さを差し置いて、海棠ちゃんの菅埜への告白も普通に泣けた。

  • 第5〜8話収録。
    陸と共に走ることで、都がやっと現在の自身を受け入れる場面が良かった。それにしても都といい陸といい、二人とも共感しづらい性格だなあ。都は我が道を行く不思議系、陸は来るもの拒まずの自由人。どう解釈したら良いのか、いまいちよく分からない。でも読んじゃうという、変わった作品。都は菅埜と小林の二人と別れ別の高校へ。……大丈夫か高校生活(汗)

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