- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088602974
感想・レビュー・書評
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色素性乾皮症の少年が主人公の第25話には、テロリスト(第5話)と白玉(第15話)が再登場。最後に犬を背負って出てくる老人は、第9話に出てきた老人かもしれない。第27話の主人公、耀(かがり)も、第20話に続いての登場だが、「他人の夢を見てしまう癖がある」とはまた、突拍子もない設定だこと。1993年4月20日第1刷発行。定価600円(本体583円)。
第25話「ピクニック」
第26話「レンタル家族」
第27話「夢の格子」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●ピクニック 通過儀礼的な物語だね
●レンタル家族 いい話。まずは形、そこに心が入っていく
●夢の格子 生首の大玉転がし -
第25話「ピクニック」:夜のピクニック中に傷ついた男を助けて自宅に招き入れるが、彼は指名手配中の環境テロリストだった。テロリストが落としたサングラスを持って押しかけてきた自殺願望の女の子も現れる。”俺は俺自身のいかなる利益のためにも取引しない”。第26話「レンタル家族」:家族を演じてくれる役者を派遣するサービス”レンタル家族”の仕事を引き受けた売れない女優。夫役・子供役の面々と一緒に”お盆に久々に息子夫婦が帰省した”という設定で依頼先を訪れたが、依頼者の老夫婦は歓待の裏で心中の準備をしていた。第27話「夢の格子」:他人が見る夢をそのまま見てしまう才能(?)の持ち主である主人公の燿(かがり)は、誰かが延々と穴を掘り続けている夢を見る。