暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.13
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本棚登録 : 6581
感想 : 433
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088705965

感想・レビュー・書評

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  • 「著者の言葉」に見える松井先生の感性がネウロのときからずっと大好きです。待ちに待った新作! 楽しみにしていました!!

  • ネウロの時から話の構成と引き出しの多さに
    久々にすげぇ人が出てきたかもしれないと
    思ってたけど、やっぱり凄い。
    (ウーパールーパー食ってきた実録漫画を見たときは
    ツッコミいれたくなったけど)

    ネウロの時に比べて絵がかなり上手くなった反面、
    独特のコラージュ風の絵が減っててちょっと寂しい。

    あと、せんせー可愛すぎてつらい。

  • やっぱこの人才能あるわ!!!
    ネウロの松井せんせーの新刊だよー(*^^*)
    ネウロの時は、構図とかコマ割りとか、線が荒いのに肉感的なところとか、とにかく「描写」のうまい人だと思っていたけど、暗殺教室はテーマのうまさが際立ってる!(その代わり絵がちょっと硬くなった感じも…)
    ネウロは「人間の二面性」についての話だったけど、暗殺教室は「関係性と精神性の結びつき」について描かれてると思います。
    曰く、先生と生徒、という健全な関係性が、殺意すらも健全に育てていくという。
    今後に期待です。

  • 松井優征『暗殺教室』は地球の破壊を予告するタコ型の謎生物「殺せんせー」が進学校の落ちこぼれクラスの教師になり、生徒達は日本政府の依頼で教師の暗殺を目論むという漫画である。週刊少年ジャンプに連載されている。
    無茶苦茶な設定であるが、読ませる内容になっている。私立椚(くぬぎ)ヶ丘中学校は進学校であったが、3年E組は落ちこぼれ生徒を集めたクラスである。E組の生徒達は様々な面で差別され、自信喪失していた。「殺せんせー」は立派に教師をしており、E組の生徒達も向学心を取り戻していく。
    『暗殺教室』の特徴が「殺せんせー」の特異なキャラクターにあることは言うまでもない。加えて落ちこぼれクラスの生徒達を普通の子ども達としている点も大きな成功要因である。かつては落ちこぼれと言えばヤンキーと決まっていた。しかし、ヤンキーでは読者は感情移入できない。ヤンキーは他の生徒に迷惑を及ぼす有害な存在である。むしろ落ちこぼれクラスに隔離することが正しい教育施策と受け止められかねない。
    また、ヤンキーの更正物語は使い古された筋書きであり、新鮮味に欠ける。もともと日本社会はヤンキーという迷惑かつ恥ずかしい存在に対して寛大過ぎた。ヤンキーには荒れるだけの原因や理由があるかもしれない。それ故に非行を理由にヤンキーを退学処分にすることが教育者として責任放棄であるかのようなナイーブな論調も出てくる。
    しかし、ヤンキーに荒れる原因があるとしても、ヤンキーが暴走行為などで他人に迷惑をかけることを正当化する理由にはならない。他の生徒の教育環境を維持するという視点に立つならば、ヤンキーの事情を無視して問答無用に排除することが教育者として正しい解決策になる。
    他の生徒の迷惑を省みず、教育者にヤンキーの抱える問題に向き合わせることを期待することは、ヤンキーの甘えであり、自己中心主義である。相手がヤンキーだからといって、相手に一目置き、相手の心情を理解して向き合わなければならない理由はない。むしろヤンキーの暴言を逆手にとって硬直的な対応をした方が、ヤンキーに甘えを自覚させることができる(林田力「AKB48「カチューシャ」PVで教師役の篠田麻里子の教育的センス」PJニュース 2011年6月3日)。ヤンキーは甘ったれでしかない。周囲がヤンキーの苛立ちや不満を汲み取って温かい目で見守ることは完全な誤りである。
    『暗殺教室』の落ちこぼれクラスには問題児はいても、ヤンキーはいない。第1話にはイジメ加害者が登場したものの、その後は影が薄くなっている。ヤンキーは修学旅行編で他校生徒として登場するが、徹底的な外道に描かれている。残念なことに日本のエンタメでは恥ずかしい存在であるヤンキーを持ち上げる作品も少なくないが、『暗殺教室』は異なる。ヤンキーを排除する健全な道徳観が背後に存在することが、一見すると反道徳的な『暗殺教室』を楽しめる要因である。

  • 「理不尽なことが世の中にあるのは当たり前。それを恨んだり諦めているヒマがあったら、楽しんで理不尽と戦おう。」その方法をいくつも教えてくれた
    どの川に住んだかよりも、その川でどう泳いだか。

    初めは新しいギャグ漫画が始まったと軽い気持ちで読み始めたが、最終回に近づいて行くうちに彼らの卒業を見届けたくなった。暗殺者とターゲットという絆の下、生徒と先生は共に成長していく。本物の教師が読んでも満足できる作品だろう。フィナーレは感無量。ここまですっきりとした最終回に出会ったことがなかった。

  • 殺せんせーがとにかくいい教師。
    ぶっ飛んだ設定だけど軽く読むには面白い。 

    感想記事
    http://utsuyama27.com/ansatsu-kyoshitsu1/

  • 久しぶりに完結まで追いかけることの出来た作品。卒業おめでとう。

  • 海外の学生から人気があったので読んでみたら結構面白そう

  • さすが人気爆発中だけあって、その始まりからして、求心力はなかなかのもの。これは続きが読みたい漫画です。

  • タイトルは物々しいが、面白かった。
    落ちこぼれ生徒と未知の生物の戦いだが、クラスという小さなグループの中で友情や団結力などが強まってゆく。

    敵だが先生役のキャラクターデザインがかわいらしいので、物々しさは感じない。先生の暗殺に使う武器も、先生にしか通用しないやわらかいナイフだったり特殊BB弾なので、気になる暴力性は和らいでいる。

    子供が暗殺という無理難題を前に、個々のよさにも気がつき、成長してゆく。悪役の殺先生も先生業はしっかりとつとめているので、地球滅亡させるという立場とのギャップが楽しめる。

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著者プロフィール

松井優征(まつい ゆうせい)
1979年生まれ、埼玉県出身の漫画家。2001年に「ラビングデッド」で第51回天下一漫画賞審査員特別賞受賞。
2004年に 「魔人探偵脳噛ネウロ」で第12回ジャンプ十二傑新人漫画賞準入選。同時に漫画家デビューを果たす。テレビアニメ化もされた代表作の一つとなる。
2012年、『週刊少年ジャンプ』31号から『暗殺教室』を連載開始。恩師を殺すことが最終目的、という設定から極めて高い人気を誇り、アニメ化、実写映画化される大ヒット作・代表作になった。

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