Dr.STONE reboot:百夜 (ジャンプコミックス)

  • 集英社
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本棚登録 : 490
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088822440

作品紹介・あらすじ

全人類が石化!! その時宇宙にいた宇宙飛行士たちは人類最後の6人となった。その一人である百夜は人類を救うため、日本帰還作戦のミッションをスタート!! 千空の父・百夜の物語を描く『Dr.STONE』外伝!!

感想・レビュー・書評

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  • 〉東京の夜空を通るたび灯を点らせます。その光を見ているうちきっとわかるでしょう。「ISSと」「レイが」「ここにいます」と──


    当代最高のジュブナイルSFマンガDr.STONEのスピンオフ。宇宙にいたことで石化の難を逃れた宇宙飛行士たちが地上管制無しで再突入するお話。それとそれから3718年の間、人間たちの帰還を待ち続けるひとりのAIの話。


    おお…自己増殖機械…ハードSFだ。「青い星まで飛んでいけ」だ。これを週刊少年ジャンプでやるとは!しかも週刊2本同時連載したという…。

    そして3000年の空隙をこう繋げるのか〜。すごいね。こういうスケールのお話大好きよ。レイがひたすら待ち続けるの切ない。泣いちゃう。

    「太陽系の外から来た小惑星の氷の中に閉じ込められている龍(っぽい生き物)」は星野之宣2001夜物語か何かに同じのあったけど、まんまだからオマージュかしらん(向こうは反物質生物だったか)。ラグランジュ点(L2)に置いたのでしばらく浮いてるだろうし、これが本編に関わってきたらワンダーですなあ…。いや小惑星迎撃の資源で全部使っちゃったかな?まったく触れられずに外伝だけの存在でもそれはそれで素敵ですけど…。

    監修あとがきにある、「正確さよりももっともらしさを」はSFというものの本質を突いていますね。

  • 全人類が石化後、宇宙にいて石化から逃れた百夜たち宇宙飛行士6人。彼らは人類を救うため、日本帰還ミッションをスタートさせる。千空の父・百夜の物語と、ISSで百夜の帰還を待つ彼が作ったAI・レイの物語が描かれる外伝。

    人類石化直後の混乱の中でも「一番助けが必要な人類はいつか石化から一人で目覚めるヤツだ…!」と、いつか石化を解く千空のことを確信して行動に移そうとしていた百夜のカッコよさよ。その強さを描きながらも、「息子に会いたいんだ…死ぬほど…」という親としての本音を語るのも泣かせにくる。本当の親子ではなくても「離れてても進むのは同じ道だ」というのがいいよね。強固な絆は血よりも濃い。

    そして、この外伝の見どころは血よりも濃いもう一つの絆が描かれているところ!百夜の帰還を何千年も待ち続けるレイの健気さに胸を打たれた。しかも、百夜から受け継いだ魂でISSを維持するクラフトをして、前に進み続けるところが素晴らしい。
    「待つということは そのものが生きていくことへの回答かもしれないから」
    「待つことばかりの人生にも意味はあります…」
    この二つの台詞が深かった。いつか千空たちが宇宙へと飛び出した時に、レイと再会してほしいな。その瞬間が描かれたら泣いてしまう。

  • 火星の人、ならぬ、衛星のロボ。
    愛しさと切なさとスケールのデカさと。
    長大な時間経過の描写が上手い作家は大好きだ。

  • 後半、ひたすらREIの健気さに泣かされました。

  • あんなに高性能のReiが、人間の寿命のことを知らないなんて…ってことが逆に良い。

    ずっと宇宙から送り続けられているサイン。
    そこに込められたメッセージは泣けてくる。

  • あっっこれ同時連載で話題になったやつか!??
    boichi先生週刊でこんだけ描くのってどういう生活なさって……
    はぁもうこれほんとだめ 大泣きしてしまった パパの愛、、、レイちゃんにいつか気づく日がきたとき千空がそこにパパの面影を見ることができると思うとおいおい泣いてしまう
    いやもう……人類全員助けるぜって圧倒的博愛の千空本人は唯一の家族がもう絶対にこの世に居ないって確定しとるやん……それでもパパの愛はなくならないし今でも宇宙にあるんだよ いつか絶対絶対レイちゃんに気付いてほしいし会ってほしいよ

  • 本編も好きですが、こちらも評価が高く泣けると言ったレビューが多く、気になり読んでみました。
    本当に泣けます。レイに早く気づいてあげてほしいし、千空に早く会わせてあげてほしいです。

  • スピンオフというか番外編というか。
    ロボット君が健気で可愛い。そうか、いつか空を見てセンクウが気づくと良いねぇ。
    地球は宇宙からも守られていたんだというナントモ良いお話でした。

  • 科学的なことは全く分かりませんが。

    サブタイトルになってる?「わたしはここにいます」が最後まで読むと分かる。泣けるやつだ…

  • ボロッボロ泣いてしまった。
    涙が止まらない。壮大で、健気で。これは必読の外伝です。

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著者プロフィール

Boichi (ぼういち、本名:朴 武直 パク・ムジク、박무직)
1973年、大韓民国ソウル特別市出身の漫画家。漫画に活かすため大学では物理学を専攻し、演出技術を学ぶため秋溪芸術大学校大学院に進学した。1993年に韓国でデビューし、2004年に日本の漫画界でデビュー。主に少年漫画や青年漫画で活動している。代表作に『サンケンロック』『ORIGIN』『Dr.STONE』がある。

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