- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091281708
作品紹介・あらすじ
獣と人と、その両者を隔てるものとは――
人が異形の獣と化す病、害獣病が蔓延する世界。
害獣駆除兵のアキミアは隊長ゾネとともに、
人外の外見をしたシュペイ人生物学者、
ウェーヌの害獣調査に際する護衛任務を命じられる。
害獣が蔓延る森に入り調査を始める3人だったが、
彼らの目の前に超巨大害獣が現れ、ゾネとウェーヌは川に落とされ
アキミアと離れ離れになってしまう。
2人でアキミアと再合流を図るゾネは、道中ウェーヌに対し
衝撃的な過去を話し始める――
舞台は個から世界へ、ますます深みを増していくダークファンタジー第3集。
【編集担当からのおすすめ情報】
鬼才・江野スミが描く今までに見たことのないダークファンタジー第3巻。
絡み合いもつれ合う人間関係と業、そして人の本質をえぐり出すテーマ性は
3巻にしてますます過激に、そして深くなっていきます。
普遍的エンタメ性と哲学を併せ持った本作を読んで、
是非未体験の興奮と思索を得てください!
感想・レビュー・書評
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ピザまんちゃん可愛い。マンガワンのコメント欄で「ウェーヌさんが、自分がシュペイ人だから&戦争に関係しそうだと察しても聞いてしまうのは研究者気質の表れ」のようなことを書かれていたのを思い出した。面白いね。ニンダについての補足説明も良かった。
以降は初読。 -
過去話やばかった。
もうね、種族が違うと分かり合えない気がするよ。絶望的だよ。 -
アキミヤがあっち側(害獣として生きる側)へ逃亡を図るチルに「『自分』である限りまともな幸せを手に入れられないって絶望に 心当たりがあったから 一度くらいお前にもチャンスがあったっていいと思うんだ」と言った。
弱いと見下す目を、ずっと正面から受け続けていたチル。ヴィエゴドニャからは生殖能力を奪ってしまうのが法律で決まっているので、チルは大人にもなれない。その「小さい身体で成長が止まる」存在を搾取する者がいる。害獣と排斥される害獣を下等とする人間の本性の方が醜い。チルは害獣側へ飛んで行った。