- Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091526120
感想・レビュー・書評
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沈みゆく機体の先端部に挟まれ、動けなくなってしまったコージ。彼を救おうと大輔は人間には無理と言われている推進50mへの深々度潜水に挑む。そして、事故が一応の終結を迎え、各自がそれぞれの道を歩き出す。これにて完結。
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よかった。美晴ちゃん、不器用な人だなー。
映画では原作の登場人物を組み合わせて1人の人にしてるんだなと思った。
全員が助からない現実が胸をギュッとさせるな。 -
J-WING 206便が見舞われた大事故の顛末を、大輔、コージ、浅井機長、美晴、隆志など様々な立場から描破。そして事故が一応の終結を迎えた後には、各自がそれぞれの道を歩きだす、感動の完結集。
(2001年)
— 目次 —
第110話 感情
第111話 責任
第112話 証明
第113話 鼓動
第114話 記憶
第115話 名簿
第116話 自立
第117話 走れ
第118話 自由
最終話 出発 -
特に美晴さん、めっちゃ生き方が不器用ですよね。
そこが魅力なのかもしれないけど、
半面、共感しづらいキャラクタでもあるな。 -
12巻一気読み。
最初は大輔も美晴も周りへの配慮や後先考えずに行動するのであまり共感できないんだけど、色んな事を乗り越えて行くうちに2人とも成長していく様子があるので見ていられる。
ドラマ化もした海上保安官の仕事の話だけれど、内容はとても生々しく、毎回生きるとは、死ぬとはどういう事なのかを突きつけられていく。(12巻分)
精一杯やったとしてドラマチックな展開だけれど、誰かが犠牲にはなっていて救われない気持ちになる。
けれど、そこが現実というか、「カッコいい話を書きたいわけではない」、どうしようもない中での熱さや情熱、生きることへの誠実さを書いて行く佐藤秀峰ならではだな、と思った。
また、今までメディアによる被害者の名前の公開に疑問を抱いていたけれど、最終巻を読んでカタカナではない、漢字にすることで個人の存在を、生きている証を、重みを持ってくるんだという事に気付いた。
ただただ、今もどこかで救助活動を行なっているだろう海上保安官に感謝とエールを送りたい。 -
『海猿』は、映画にもドラマにもなっている佐藤秀峰のコミック。同氏の作品は『ブラックジャックによろしく』に続いて2作目です。
ストーリーは、数々起こる海難事故・事件を舞台に、海上保安官である主人公が奮闘していく内容です。生と死への葛藤が主テーマだと思われますが、ヒロインとの恋愛もいいバランスで描かれ、また、シリアスと笑いもメリハリをもって描かれているので、大衆受けする構成になっていると感じました。
個人的には、ストレスなく読めたのが何よりでした。作品によっては、途中から読むのが苦痛になることもありますが、本作は問題なし!
最近、涙もろいので、「ここで泣いてね」というシーンでは、しっかりと泣きながら読みましたよw
なお、佐藤秀峰さんは、権利関係などもしっかり管理されているイメージで、著書のフリー素材化や電子書籍の無料公開なども、その先駆けのような存在で話題になりました。かくいう私も、今回の『海猿』は○○会員特典で無料で読みましたし、前に読んだ『ブラックジャックによろしく』も同様です。
そういった意味では、"ビジネス"という面においても目が離せない漫画家さんですので、これからも注目させていただきます。 -
最後の任務は厳しい結果に。メディアを通した見え方、遺族の怒りのやり場、航空会社としての処理、すべてを完璧にすることなどできないのだ。全12巻の密度がすごい。
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感動のラスト。
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これで完結
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大輔くん・・・!目尻のまつげをいつも可愛いな~と見てました。11巻の深々度潜水の前が一番すきなシーン。予想以上に恋愛面も熱くて甘くてよかった^^*!突っ走ってます。