美味しんぼ: サラダ勝負 (34) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.46
  • (4)
  • (5)
  • (19)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 139
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091826343

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/体のガソリン(金太郎飴)▼第2話/究極の意味(アユの塩焼き)▼第3話/兄のトウモロコシ▼第4話/魂の自由(カツ丼、カレー南蛮、カレーパン、アンドーナツ)▼第5話/究極VS至高 サラダ勝負1~5(レタスとアンディーブとセロリのグリーンサラダ、生トマト) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/山岡とゆう子は、荒川の後輩のプロ野球選手・水野が登板する試合を観戦しにいく。水野はまだ29歳だったが、持久力の無さから今シーズンは負け続けており、引退も考えているという。山岡は、荒川から水野の食生活に問題がないか見てくれるように頼まれる。水野は食生活にかなり気を使ってはいたが、試合前には何も食べないという。そして甘いものは大嫌いだという水野の言葉を聞き、問題の糸口をつかめたと言う山岡だったが……(第1話)。▼ある日、小泉局長が山岡とゆう子の日頃の労ねぎらって食事をおごると言いだした。珍しいことにいぶかる二人が連れていかれたのは、こぢんまりとした普通のそば屋だった。そこに待っていたのは美味しい料理ではなく、小泉局長も頭が上がらないという東西新聞社の元幹部の3人。彼らは“物を食べるのに快楽を感じてはいけない、「究極のメニュー」作りは即刻やめろ”と言いだす。このピンチに山岡と栗田はどう立ち向かうか……(第2話)。 ●本巻の特徴/この第34巻では、日本人にとっても身近な食べ物の“サラダ”が取り上げられる。“サラダはドレッシングで食べる”のが当たり前になっている現状に疑問が投げかけられ、野菜そのものが持つ本来の美味しさに思いがめぐる。 ●その他の登場キャラクター/荒川カメラマン(第1話)、小泉編集局長(第2話)、大研社社長・団(第3話)、近城、二木まり子、おちよ、「岡星」主人、唐山陶人、京極万太郎(第5話) ●その他DATA/表紙写真~レタスとアンディーブとセロリのグリーンサラダ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 野球の試合は黒豹チームと大鷲チームの対戦か。プロ野球かな。
    しかし、ちゃんと団社長の妹さん出てきたんだな。最初の登場では団社長、ちょっと嫌味なキャラだったがなんか雄山みたいに優良キャラになってきたな。
    栗田さんは雄山の言葉を少し誤解したが、解釈の違いであれはあれで良かったようにも思う。

  • 身体のガソリン
    ベテランの野球選手の食生活
    夕食はたっぷり。昼にジュース。そして何も食べない。
    ふーむ。
    スポーツ選手の食生活の形態があまりにも貧困では。
    科学に基づいた食生活が必要だと思うよ。
    金太郎あめでは ブドウ糖の補給だけだよ。
    カロリーメイトなどのエネルギー補給食。

    究極の意味
    グルメブームにのっかった 美味しんぼ
    『究極』とは、どんな意味があるのか?
    美食ごっこ は意味があるのか
    先輩 編集者たちから クレームがでる。

    天然のアユを使って、養殖との違いを。
    そして、アユの減少と環境破壊をアピールする。
    食べ物で説明すると ホンモノ、ニセモノ、安全、危険がよくわかるという。
    でも、究極のメニューの意味につながっていないよね。
    美しい自然というものを 失うことについて
    もっと 提案の方法があるはず。

    究極とは 食品の本質を 問う。
    食品については、あまりやっていないようだ。
    あくまでも 料理のなかで 問う。

    兄のトウモロコシ
    団社長には 両親を早くなくし、妹がいた。
    妹は 違う養父母だった。
    別れた時 団は10歳。妹は6歳。
    それ以降合っていなかったが、やっと見つけることができた。

    魂の自由
    岩本仁一。
    融通が利かない堅物で グータラの山岡を研修する。
    堅物でも 好きなヒトがいる。
    トンカツ、カツ丼。
    カレー、カレー南蛮。カレーパン。
    あんドーナッツ。
    それは、自由な発想による新しい食べ物。発明だという。
    それを 山岡が教えるが。

    サラダ対決;ひきわけ。
    美味しいサラダとは 一体どんなドレッシングがいいのか?
    ドレッシングは アブラ、酢、塩で作られる。
    マヨネーズの原理と防腐剤、調味料のこと
    酢の定義と本醸造酢、化学調味料酢。
    なぜ ドレッシングがいるのか?
    野菜が 美味しくないというか 好きではないからという。
    そのために おいしいサラダとは、
    山岡は 酢とアブラを使わないドレッシング。
    塩とこしょう、みじん切りの鷹の爪、醤油あるいはニョクマム。
    その液に数分したして、液をとってしまう。
    野菜の衣のように つけること。
    海原雄山は ぽっとトマトをすすめる。
    生でおいしい野菜が 至高のメニューという。

    何か、語るに落ちた話だね。
    野菜のおいしさを引き立てるドレッシングとは何か?
    それを やらなくちゃね。

  • 二木さんのご友人、結婚相手の母親が訪ねてくるのでサラダを出す。姑が料理から相手を評価するのは結構だが、いきなりマヨネーズにまでケチをつける辺り将来が不安である。(作中では和解してましたが…)

  • 今野菜が高いからなー。安くなったらサラダでも作ろう。

  • 美味しんぼ、は
    かなり読みましたよ。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雁屋哲の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×