美味しんぼ 111 (ビッグコミックス)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091863195

感想・レビュー・書評

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  • 『福島の真実』の後編。様々な議論があった巻であり、一部のセリフを変更したようだ。

    取材により明らかになる『福島の真実』。山岡士郎は海原雄山の根を知り、自分自身の根を知る。それが『福島の真実』を語る意味なのだろう。

    福島第一原発事故から四年目を迎えたが、まるで事故が収束したかのように話題にならなくなって来た。そればかりか、これだけのダメージを受けても原発を再稼働しようとしている。事故は全く収束していない。続いているのだ。事故の早期収束と原発事故により多大なる被害を受けた人びとの未来を取り戻すことが先ではないだろうか。

    この巻では、ついに山岡士郎と海原雄山が和解し、未来に希望を感じた。

  • 海原雄山と山岡士郎の和解。111巻に至るまで続いていた親子の確執の長さを考えると、感慨深い。

著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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