アフターアワーズ (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.77
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本棚登録 : 169
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091872456

作品紹介・あらすじ

クラブから始まるガールミーツガール青春譜

ケイちゃんといると、新しい世界が開けてく。
友人に誘われて、気乗りしないままやってきた渋谷のクラブ。そこで朝日奈エミ
は、ケイという格好いいおねえさんに出会う。
慣れないクラブに居心地の悪さを感じていたことも忘れて、すっかり打ち解けた
エミ。もっと話したいと、ふたりはクラブを抜け出して夜の街へと駆け 出して
いく。
……お酒を飲んで、しゃべって。気づけばケイの部屋で、ケイのベッドで一夜をと
もにすることに……って、あれっ??

ケイの不思議な魅力にひかれて、その後も頻繁に部屋へ出入りするようになるエミ。
ある日、ケイの計らいでエミがVJとしてクラブイベントへ参加することになり……

【編集担当からのおすすめ情報】
自主制作漫画雑誌「ジオラマ」「ユースカ」等で作品を発表しているSTAG氏=西尾雄太氏の商業誌初連載作。
クラブミュージックと、とってもカワイイ女の子たち。日常のやりとりから立ち
上がる、さりげなくも独特の空気感。
著者の持ち味がつまった本作は、とにかくいい!新感覚!としか表わしようがありません。

クラブシーンの臨場感あふれるカラーページもそのまま収録しました。
カバーイラストに何か感じるものがあったなら、きっと後悔はさせません。
ネオンとアスファルト。終電後のリラックス感。夜の街のキラメキとトキメキを
ぜひお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気がいい。夜、社会から少し外れていたり、一夜の過ちがあったり。空間と空気で魅せる漫画。

  • 深夜重い扉を開いて地下のフロアへ下り、VJとミラーボールが反射する透過光を浴びながら低音に揺すぶられ、アルコールで朦朧とした頭で再び地上へ出た時の、朝の光の白さ。クラブ遊びをした人なら誰でも体験したことのあるアレを256%美しく描いてまた地下に降りたいなぁという気持ちにさせる傑作。
    金回りうまく行かなくなってイベント消滅とか、DJ/VJネームでつながっていく友達とかのあるある話もしっかり盛り込んでいてイベント開催したことある人には特に響くかと。
    三十路女ケイが可愛くていいですね。
    西尾さんは秋葉原のクラブmogra界隈のイベントポスターでもおなじみで、夜の光の表現がとてもいいのです。クラブ未経験の人にも、これを読んで興味をもったらドアを開いてみてほしいなぁ。
    おすすめ!

  • 年下の女の子と同居することになったアラサー女子のお話し。全体的にオシャレな雰囲気のマンガ。

  • ロリィな表紙に騙された。好きなことだけしているわけにもいかない現実に打ちのめされた過去を持ちつつも、それでも明るく全力でエミをかき回すのは面白い。エミはどんな闇を抱えているのやら。

  • 今年1番自分好みの作品。働いている書店の、今年一番売りたかった本フェアに選書した。基本的には売りたいと思ったものは既に売ってるから(笑)、もっと売りたかったなとディグしたタイミングが微妙に遅くて、大きく出来なかったことへの反省を込めて。

    これはクラブにまつわるガールミーツガールのおはなし。
    悲しみや、悲しみの予感はそこかしこに漂いながら、それでも

    「一瞬のまやかしだとしても 錯覚や幻想だとしても 信じていたいと思える何かを見つけたんです」
    (Summer Never Ends/やけのはら)

    まだ私たちの夜は始まったばかり!
    クラブという場所とそれにまつわるあれやこれやを愛してしまっている僕にとって大切な漫画となりました。オススメです!

  • 光と影の描写とか全く縁の無いクラブやDJ、VJといった要素を魅せる作品でした。あと百合

  • EDM×百合。IDMだったらライブ真っ暗で描くのが楽なのにね。オウテカのライブネタをイジった所で感想を。
    クラブカルチャーを扱った漫画では群を抜いて画力のある作品ではないでしょうか。比べると言っても私が知っているので「とんかつDJアゲ太郎」「クラブDJストーム」ぐらいしか浮かばないですが…。
    アバンチュールな一夜から訪れることになる恋のときめきと新たなことへ飛び込もうとする高揚感と共にスタイリッシュな雰囲気が酔わせてくれる非日常感とも浮遊感のあるとも取れる空気の佇まいと百合がリミックスした良き作品でした。

  • クラブカルチャー全盛の頃ならともかく今10年代にDJ/VJ漫画というものはどう受容したらいいんだろうか。作中でもあるように共感は得にくくなっていると思われる

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著者プロフィール

漫画家、イラストレーター。2008年、書店業の傍ら作家活動を開始。ダンスミュージックへの造詣を武器にクラブイベントのフライヤーイラストやトラックメイカーへのアートワークを手掛けるほか、クライアントワークも多数。また、アーティストとして村上隆キュレーションのグループ展『A Nightmare Is A Dream Come True : Anime Expressionist Painting』に参加するなど活動は多岐に渡る。代表作は『アフターアワーズ』(小学館)『水野と茶山』(KADOKAWA)など。

「2023年 『下北沢バックヤードストーリー 1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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