Sunny (3) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 509
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091886132

感想・レビュー・書評

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  • みんないい人。

  • 松本大洋氏の作品『Sunny』の”3”を読んでみた。 今回も超絶、良かったなー。 特に18話のせーやとあの動物に向けての語りが物悲しくて…

  • じゅんの爪切りの話がめちゃくちゃきた

  • すごい!一話一話噛み締めるように読んでしまう。名作。

  • 優しい絵の中にも、子どもたちの切なく複雑な気持ちの描写がリアルで、物語に引き込まれた。
    側にいる大人たちの存在とか、もう全部が良い意味で生々しい。

  • じんわり切ない気持ちにさせられる。
    親と暮らせない子供達の痛いぐらい伝わる「家の子になりたい」気持ち。

  • 今回はなかなかオーソドックスなお話で。
    ブタの鳴き声がツボでした。

  • ひとつの世界観の中に、楽しさや、哀しさや、暖かさや、冷たさや、優しさや。全部詰まってて、全部良いんです。読む度に、引き込まれて、好きになってく。経験なんて無いのに、そこに自分も居たような感覚になります。

  • 絵もセリフも依然として相当高度だ。といっても細密なのではなく、描き込み過ぎないから、読み手の想像(純助が笑介にいう「そーぞー」)が膨らむ。星の子学園という恵まれない子どもたちが暮らす施設のエピソード。外部から見て惨めに思える場所も、その日常は笑いや悲しみが織り込まれ、生きる力に溢れている。

    重要なのは現実を支える虚構の力。めぐむのカップの話、豚の脱走、ミクロマン、メディア向けの「お涙頂戴」的な話。いい悪いの話ではない。虚構が現実を変える。そういうことだと思う。

    3ではとくに指、爪の描き方がポイントだ。園長先生だけではなく、牧男、めぐむ、純助、春男から掃除のおばさんに至るまで。いずれも顔の表情以上のものを読みとることができる。

  • 痛々しくて目をつぶりたくなる様な子どもの真剣さを、大人が回避して子どもたちが歪んでいってしまう…という様な、大人からの目線で描くマンガも見かけるけれど、
    大人の視点を一度捨てて、真剣に描くとこうなる。

    作中のめぐむちゃんの描写、両親を亡くして自分のなかの愛情をどこにぶつけたらいいかわからないという感情、
    それに共感できるということは、ひとの中の素直さの結晶の様な綺麗なものを改めて信じさせてくれる、傑作なんだと改めて思います。

著者プロフィール

漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』『竹光侍』『Sunny』『ルーヴルの猫』(すべて小学館)などがある。現在「東京ヒゴロ」、シリーズ「むかしのはなし」連載中。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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