- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091896360
作品紹介・あらすじ
JK3人娘、巨大ロボアニメ制作に挑戦!
予算審議委員会で芝浜高校全校に存在感を示した映像研。
浅草達3人の元にロボット研究部から
文化祭のPRアニメ制作の依頼が…!
【巨大ロボ「SHIBA8」vs.怪獣「テッポウガニ」】
監督:浅草みどり
アニメーション:水崎ツバメ
プロデューサー:金森さやか
「私が生きる」ってことは、こういう物をつくるってことなんだ!
気合い入ってます! みてください!
さあ、上映開始--
SNSで脅威の拡散!!
アニメ制作×JK、青春冒険譚、第2弾!!
【編集担当からのおすすめ情報】
初連載、初単行本で「このマンガがすごい!WEB」第3位(オトコ偏、2017年3月期)ランクイン、「第3回 次にくるマンガ大賞」ノミネート!! 漫画界にまさに彗星のごとく現れた新鋭による最旬注目作品、渾身の第2集です!!
感想・レビュー・書評
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いやぁ~、スゴい漫画に出会ってしまった!
ドキドキして、手に汗握って、ニヤニヤが止まらなくて、終始心踊らせる、
本当になんて漫画だ!
大童澄瞳はホンマにスゴいよ!
日常とは違う世界へ誘うのが漫画の役割だとしたら、
この作品はこれほど優秀な漫画はないってくらい
ものの数ページで別世界へダイブさせてくれる。
水上に建てられた摩訶不思議な学校、
芝浜高校。
度重なる増改築によって校内は複雑怪奇なダンジョンと化している。
そんな冒険心をくすぐる学校に通う三人の少女たちが奇跡的に出逢い、
最強の映像を作り出す青春学園アドベンチャー。
幼き頃から冒険家に憧れ
やがてアニメ『未来少年コナン』と出会い
アニメ制作を夢見るようになった、
『アニメは設定が命』を心情とする主人公の女子高生、浅草みどり。
(喋り口調はワシやあっし)
(イメージボードや設定画に命を賭ける)
俳優になれという役者の両親に反発し、
アニメーターを夢見るカリスマ読者モデルでお嬢様の水崎ツバメ。
(観察眼に優れ、人物画とアクション画が得意)
見上げるほどの長身で美脚を誇り、
口が達者で、金を稼ぐ悪知恵に長けるため、
みどりとツバメをサポートし、
プロデューサー的役割りを一手に引き受ける金森さやか。
(瓶の牛乳と金には目がない)
それぞれの夢を叶えるため電撃三人娘たちは
映像研究同好会を結成する。
(天井も壁も穴だらけの古いトタン屋根の廃屋を改装した部室は、子供の頃作った秘密の隠れ家の装い)
まずこの三人娘たちのキャラ設定が絶妙で、
三人が繰り出すまったりとした中の
こだわりあるオタクな会話だけでもずっと見ていたいくらい、
最強の相性を持った三人組だと言える。
しかーし、この漫画は冒険漫画である。
会話の妙はひとつのエッセンスだ。
この漫画のキモで1番面白いところは、
物語の中で
いきなり想像の世界に入り込む驚愕の展開なのだ。
想像の世界に入ったところを読者に分からせるために
背景も服装も一コマで変わる。
その瞬間、学校の部室が荒野になり、海底になり、宇宙となる。
読者もジェットのスピードで
みどりやツバメの頭の中のアニメ世界へとダイブさせ、
冒険へと導いてくれるのである。
みどりとツバメが操縦する
トンボの羽根を付けたような飛行ポッドで想像の世界を飛び回る
ジブリ顔負けのファンタジックな飛行シーン、
回転する風車を描くために
想像の世界で団地に穴を開け、滝を作り、
団地から流れ落ちた滝からの濁流が
風を運び風車を回すというダイナミックなシーン、
(このシーンの、水しぶきと風の音まで聞こえてきそうな躍動感は本当に秀逸)
部室を宇宙船に見立てて妄想し
退屈な屋根修理を
宇宙船を修理しているイメージを膨らませ楽しみに変えてみせたり、
そしてそんな想像の世界を詳細に記録したみどりが描く設定画や図解解説も
メカ好き、背景好きなら
眺めているだけでワクワクが止まらなくなるハズ。
(緻密に描かれた1コマ1コマを眺めているだけで、てんこ盛りご飯三杯はイケる!)
高圧的な生徒会が独断で予算を決める予算審議委員会で
部費6万円を賭けてプレゼンに挑む話には
本当にドキドキワクワクさせられたし、
難敵・生徒会を納得させた、
荒廃した世界を駆け巡る
ガスマスクの少女VS戦車のアニメーションや
ロボット研究会からの依頼を受け、
文化祭で公開したロボットアニメの
動きも実に映像的で映画的興奮に満ちていて
心熱くしてくれた。
しかし、アメリカザリガニの釣り放題をやっている音曲(おんぎょく)浴場のインパクトもスゴかったなぁ~!(笑)
(しかも料理してくれるなんて!)
アニメーションを制作することに命を賭ける
水崎ツバメのセリフ、
『ロケットはここがかっこいいんだっていう画圧に感動するわけよ!
わかってんじゃんアンタ‼ってさ』
『チェーンソーの震動が観たくて死にかかってる人がいるかもしれない。
私はチェーンソーの刃が跳ねる様子を観たいし、そのこだわりで生き延びる。
大半の人が細部を見なくても、私は私を救わなくちゃいけないんだ。
動きの一つ一つに感動する人に、私はここにいるって、言わなくちゃいけないんだ。』
には陳腐な言葉ながら、本当に感動した。
こだわりを持つことの様式美っていうのかな。
好きなことを、
胸を張って熱く語る人はやっぱカッコいい。
小説『夜は短し歩けよ乙女』や
映画『愛のむきだし』やアニメ『天空の城ラピュタ』に触れた時にも思ったけど、
結局人の心を突き動かすのは、
計算なんてない
「好き」に突き動かされてひた走る
愚直なまでの行動力なのだろう。
バカばっかやってる三人組だけど、
この漫画にはワケの分からない初期衝動や熱量やエネルギーが充満していて、
誰もが憧れを抱く、果てなきロマンに満ちている。
想像の世界を自由に飛び回ることの喜びと興奮をくれるこの物語が、
一人でも多くの人に届きますように!
強く強くオススメしたい漫画だ。 -
他サークルからの受注作品を制作する中で、3人が物造りの同士として連帯感を高めていく過程が素晴らしい。舞台やメカの設定の作りこみや書き込みの面白さで引っ張っていくだけかと思いきや、キャラクターたちの自立や三者三様のお互いへの理解といった人間ドラマにまで踏み込んでくると思わなかった。なかでも主人公の一人が親からの自立とアニメートへのこだわりを語る章は熱い。もちろん設定の面白さも健在で、閑話休題的な銭湯でのひと時を描いたエピソードは、その迷宮のような巨大銭湯の意匠が最高。こんなのが見たかった~と思わせてくれる。このマンガぜひアニメにして欲しいな。
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ロボット研究部から文化祭でのPR映像作成依頼が舞い込み、制作に没頭する三人。ロケハンと称して芝浜高校の地下に探検に出かける。この下りの話が好きだ。
まだまだ続く、映像研の活動、冒険が楽しみだ。 -
映像研、本格始動!目指すは文化祭。題材はロボットときたもんだ。ロボ研とてをくんでばく進!金森さんがいい(映像研の頭脳!)
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作者が透けてみえて今一のれない部分を除けば、明らかに他のマンガと地力の違う傑作。オタク的なのだけれど、全く閉じていない。
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“仕事に責任を持つために、金を受け取るんだ!”
これは名言だった。
歩くと光る子供用の靴wwwなつかしいwwwww -
ミイデラゴミムシやテッポウエビの話を聞くと、作者は引き出しが多いんだなと感心してしまう。
浅草氏の顔芸が吉。 -
1巻も最高に面白かったが、2巻で評価が確定した感じ。現実的な目線と、理想とプライドとが入り混じって進んでいく様が痛快。メイン3人のバランスがすごくいい。これ動画で見たいなぁ。
最近、ヤバい<よろず屋>を発見してしまいました。
クレーンGAMEの5等(当選確率80パーセント位?)の商品がなんとセット...
最近、ヤバい<よろず屋>を発見してしまいました。
クレーンGAMEの5等(当選確率80パーセント位?)の商品がなんとセットコミック♪
ジャンルも広く、相当選び放題なんで、普段読まないコミックがどんどん読めて、あー、よろず屋があって本当に良かった!状態です。
自分のチョイスだけじゃ、絶対出会えないジャンルの本と出会えるきっかけをもらえる場所は貴重です。
何が言いたかったのかと言うと、円軌道の外さんのレビュー欄もそうである事を言いたかったのです。(笑
長々と書かせて頂きましたが、結局(この本めっちゃ面白そう!)の一言が言いたかっただけでした♪
コン太が休みたがってきたので、この辺で。
何をおっしゃいますか!(笑)
長さや短文は関係ないです。
『好き』が感...
何をおっしゃいますか!(笑)
長さや短文は関係ないです。
『好き』が感じられるレビューこそが
いいレビューだと僕は思っています。
これからも、よろしくお願いします!
コン太くん調子悪いのに、わざわざコメントまで頂いて
ホンマ恐縮です!
あはは(笑)、そのヤバい<よ...
コン太くん調子悪いのに、わざわざコメントまで頂いて
ホンマ恐縮です!
あはは(笑)、そのヤバい<よろず屋>気になります!
クレーンゲームの景品がセットコミックって、
羨まし過ぎるし!
(しかも当選確率80パーセントですか⁉)
確かにブクログって、本は本だけど、
いろんなジャンルの好きに出会えますよね。
僕もかなり雑食な方だけど、自分が選ぶものはどうしてもパターンが決まってくるし、
他の人のレビューを読んで、知らない世界を知るのは楽しいです。
あっ、この本は
新人が描いたとは思えないくらい、
エネルギーに溢れていて、
読む人すべての冒険心をくすぐります(笑)
エラい新人が出てきたなと、
僕もド肝を抜かれましたよ!
今いちばん注目されてる作品なので
ホンマオススメですよ~♪