- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091910059
作品紹介・あらすじ
ニッポン高校生のシビアで熱い日々の始末記
女とみればヤリたがり、大麻ときけば吸いたがるニッポンの高校生トシ、深雪、秋男。けっこうシビアな現実を抱えてたりもするのだが、涙をこらえて脳天気なふりをしてみせるのさっ。ゲイバーでバイト、ドラッグ密売、スーパーでナンパと、りりしくしぶとくスケベに生きる3人組が今日も行く。
感想・レビュー・書評
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青春が詰まってて高校に入学する時くらいに読みたかったなと思いました。
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バカなことばかりしている男子高校生たちだけどいろいろ抱えて考えているところが人間らしくて好きだ。
セリフのないコマの余韻の持たせ方が特にいいと思った。-
2014/03/10
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2014/06/15
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私が死んだら棺にBANANAFISHを全巻入れてほしいと半ば本気で思ってるほどアッシュのことを愛してるけど、BANANA~以上に何度も読み返してるのはこれ。読むたびに男ってあほだなーと笑って、「人間の重み」にちょっと泣いて、学ランって最高だよなーと思う。なーんにもないんだけどなんでもある日常がものすごく愛おしい。
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「読むたびに男ってあほだなーと笑って」
ホント仰言る通りです。吉田秋生が真実を描き過ぎて人気が出なかったらしい。
そのお陰で、オトコのアホさ...「読むたびに男ってあほだなーと笑って」
ホント仰言る通りです。吉田秋生が真実を描き過ぎて人気が出なかったらしい。
そのお陰で、オトコのアホさ加減が全国に広まらなかった訳です。2012/07/07
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さいこう -
昭和ねぇ
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このところBANANA FISHで気分的にナニだったので、口直し的に読みましたが、よいお話でした。不屈のアホ男子ここにあり、ですが男子もいろいろ屈託を抱えていてもそれなりに適応を維持していかなければならないということです。最初のほうと最後のほうで登場人物の顔つき・目つきが変化してよりおだやかになっているのがBANANA FISHと逆ですね。
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登場人物がする抵抗は、世間からかけ離れたものになっているけど、
生きるというのはこういうことか〜〜 -
昭和50年代あたりの米軍基地のある東京の福生あたりを舞台にした男子高校生の日常を描いた作品集。
いろんな事情があって生活水準が低めの家庭では、基地のアメリカ人相手に性を売る若い女性たちがいたり、戦後これだけの時間が経ってもまだこんなことがあったのかって感じの特殊な「時代感」と「地域感」がありました。
で、男子高校生の頭のなかってこんなことばかりなの?ってお話だったけど、設定されている男子校も女子高もいちおう進学校ってことなんだよね?
それで、これ?!
女性が描いた作品だし、実際の若者男子に「これが今でも普通なの?」って聞いてみたくなるお話でした。
まぁ、今は草すら食べない「絶食男子」がいる時代だし、こういった若者パワーの復活が、次の元号の時代には必要かもしれませんね。