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- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091915368
作品紹介・あらすじ
教師・妙子は不幸の影が漂う女だった。彼女の生徒・笹子(ささご)は、妙子に近づき穏やかな時間をもたらす。だが、彼は大きな秘密を抱えていた…「潤む炎」ほか。吉野朔実の魅力の粋を集めた物語の最終巻。
感想・レビュー・書評
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「薄紅」を読んで、ちょっと吉田秋生の「櫻の園」を思い出していました。
桜の花びらの散るなか、ポツリポツリという雰囲気の会話が、すごい好きですね。
「卒業生の 桜色のスカーフ
私 あの色 好きだったな」
「私は この浅葱色が 好きよ」
「緋も 悪くない」
「杏が 気の毒」
「藤も やだな」
「萌葱は?」
「可もなく 不可もなく」
「だね」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
純文学のように芳醇で静謐な美しき31篇の物語。
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