史記 (8) (小学館文庫 よF 8)

著者 :
  • 小学館
3.71
  • (8)
  • (12)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 104
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091925688

作品紹介・あらすじ

▼第39話/すいすいの合戦▼第40話/背水の陣▼第41話/離間の策▼第42話/四面楚 歌▼第43話/淮陰侯韓信●主な登場人物/項羽、劉邦、韓信(第40話)、陳平(第 41話)●あらすじ/五諸侯を味方につけ、56万人もの大軍となった劉邦軍だったが、 わずか3万人の項羽軍に手痛い敗北を喫する。しかし、名将・韓信の活躍でこの危機 を脱し、体制の立直しに成功した劉邦は、その韓信に兵1万5千を与えて、巍・趙征 伐に向かわせた。韓信は、この北伐で"背水の陣"を敷いて、見事に趙軍20万を撃破 したのを始め、数々の大勝利を収めるのである…(第40話)。●本巻の特徴/秦の時 代は終わった。ポスト秦の覇権を争う項羽と劉邦。そして侮れない勢いの韓信。だが 時は迫り、いよいよ項羽と劉邦の最初の直接対決の舞台がやってくる。果して軍配は …!?夕闇の山野。戦い疲れた兵士たちの上に、もの哀しい楚の歌が流れる「四面楚 歌」など、人々の野望をのせた全5話を収録。●その他の登場人物/夏侯嬰(第 39話)、巍豹、龍且(第40話)、虞美人(第42話)、鐘離眛(第43話)●本巻に登場 する故事成語・諺・歴史用語など/背水の陣(第40話)、離間の策(第41話)、四面 楚歌(第42話)●その他のデータ/巻末に、中国史の権威である元拓殖大学教授・伊 達宗義氏によるエッセイ「テロリスト豫譲自刃の橋」を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 史記8巻
    ・スイ水の合戦
    ・背水の陣
    ・罹患の策
    ・四面楚歌
    .准陰侯韓信

    相変わらず、誰を信じてよいかわからない世の中ながら、
    虞美人は項羽の愛する人であったこと、項羽の足手まといにならないために自害したことをこの本を読んで知った。

  • 入手の都合で4巻飛ばしも、繋がりに問題無く読了。ちょうど『背水の陣』『四面楚歌』あたり。 「史記」にも4冊目でいよいよハマって来た。 三国志・水滸伝の様な、英傑の豪快な物語でなく、王・将・臣下それぞれの隆盛と、人心の機微が、それらよりも描かれており、サラリーマンには留めておくべき事が多い。

  • 漢王朝誕生 韓信がかわいそうだな~。

  • 横山光輝「史記」8巻。
    項羽と劉邦閉幕、そして戦後の粛清の始まり。

    「狡兎死して良狗煮らる」がしっくりくる前漢草創期の混迷。良狗を多く抱えることができたからこそ、大獅子の覇王に勝つことができたというのに。
    人の心情というのは、計り知れない闇があるものです。

    ただ、これは序章なんだよなぁ。前漢の闇はこれからが本番。

  • <目次>
    第39話 ?水の合戦
    第40話 背水の陣
    第41話 離間の策
    第42話 四面楚歌
    第43話 淮陰侯韓信

    2016.02.04 読了

  • ▼第39話/すいすいの合戦▼第40話/背水の陣▼第41話/離間の策▼第42話/四面楚 歌▼第43話/淮陰侯韓信

    ●主な登場人物/項羽、劉邦、韓信(第40話)、陳平(第 41話)

    ●あらすじ/五諸侯を味方につけ、56万人もの大軍となった劉邦軍だったが、 わずか3万人の項羽軍に手痛い敗北を喫する。
    しかし、名将・韓信の活躍でこの危機 を脱し、体制の立直しに成功した劉邦は、その韓信に兵1万5千を与えて、巍・趙征 伐に向かわせた。
    韓信は、この北伐で"背水の陣"を敷いて、見事に趙軍20万を撃破 したのを始め、数々の大勝利を収めるのである…(第40話)。

    ●本巻の特徴/秦の時 代は終わった。ポスト秦の覇権を争う項羽と劉邦。そして侮れない勢いの韓信。
    だが 時は迫り、いよいよ項羽と劉邦の最初の直接対決の舞台がやってくる。果して軍配は …!?夕闇の山野。戦い疲れた兵士たちの上に、もの哀しい楚の歌が流れる「四面楚 歌」など、人々の野望をのせた全5話を収録。

    ●その他の登場人物/夏侯嬰(第 39話)、巍豹、龍且(第40話)、虞美人(第42話)、鐘離眛(第43話)

    ●本巻に登場 する故事成語・諺・歴史用語など/背水の陣(第40話)、離間の策(第41話)、四面 楚歌(第42話)

    ●その他のデータ/巻末に、中国史の権威である元拓殖大学教授・伊 達宗義氏によるエッセイ「テロリスト豫譲自刃の橋」を収録。

  • 四面楚歌あたりの項羽。司馬遷はあのくだりを全部想像で書いていたのだろうか、それとも誰か盗み聞きでもしてたヤツがいたのか。

  • 漫画ではあるが、史記を呼んでいるといつものことながら中国の壮大さを実感せずに入られない。あの広い広大な台地を右に左にと縦横無尽に一生のうちに何度も駆け回り、戦い続けていくなんてことが、今から2000年以上も前に行われていたなんて・・・。

    車がある今の時代でも、あの広大な大地を陸路で、何度も往復するなんてことがどれだけできるのだろうか?

    いよいよ、清朝が滅び、項羽と劉邦の覇権争いに決着が付いた。

    今回は背水の陣、四面楚歌の語源となる出来事が記されていたが、あっそういう意味だったのね とこれまでのあいまいな記憶の間違いを正せたのが、四面楚歌でした。

    周りを敵に囲まれてにっちもさっちも行かない状態が四面楚歌。(ここまではあっている)

    楚の歌が周りの崖の上から聞こえてきたのだから、当然楚軍に囲まれてどうしようもない状態が四面楚歌だと思っていたら、長期にわたる遠征の末追い詰められた楚軍に郷愁の思いを抱かせるため、楚軍に向かって漢軍が歌ったのが四面楚歌だと。

    つまり、四面を囲んだのが漢軍で、楚の中で郷愁の思いに駆られて、兵士が逃げ出していくというのが、四面楚歌の話。

    これでまたひとつ、誤った知識をどこかで開陳する愚を犯さずにすんだ。漫画といえども侮れません。

    しかも、最近本屋に立ち寄ると必ず平積みされている、項羽と劉邦なるタイトルの本も、なんとなくとっつきにくい感じがしていましたが、その背景が分かったので、今度は手にできそうです。

  • 第40話の「背水の陣」のかっこいいパーマンみたいな韓信の表紙絵を拡大コピーしてポスターにして壁に貼って自慢してもいいですか。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ロングセラー「三国志」をはじめ、「水滸伝」「項羽と劉邦」「殷周伝説」(いずれも小社刊)をはじめ、著書多数。

「2019年 『カジュアルワイド 三国志 6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横山光輝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×