- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091971913
感想・レビュー・書評
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帰省中に読んでいたアンソロジーに収録されていたロジェ・ペールフィット「特別な友情」の映画化作品『悲しみの天使』(1964)が『トーマの心臓』の発端になったという解説を読んだら無性にトーマ~を読み返したくなり実家で再読。実家にはフラワーコミックス版全3巻もあるけど今回はこちらを。こちらは表紙絵が東逸子、解説は斉藤由貴。
「特別な友情」原作では、相思相愛となった上級生15歳と下級生13歳が、神父にバレて引き離され、下級生のほうは自殺して終わる。萩尾望都は想った相手に死なれた後、遺書を残された上級生のほうの気持ちを考え、そこからトーマ~に発展したらしい。だからこの物語はトーマとの自殺と、ユリスモールがその遺書を手にするところから始まる。
何度読んでも全く飽きない、私にとっては永遠に聖書のような1冊。そして何十回読んでもやっぱりオスカー・ライザーが、二次元でいちばん良い男だと思い恋をします(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[図書館]
読了:2022/8/22
かなり昔に文庫で読んだ時は難解だなぁ…で終わってあまり引き込まれなかったんだけど、100分で名著を読んでから再読したら(結末を知ってるのもあるけど)ユーリが可哀想で、エーリク頑張れと思い、オスカー格好いい、と一通り味わえた感じになった。 -
愛と許しの物語り…。
トーマの心臓バンザイ -
先に小説版を読んで「で結局トーマは何で死んだのさ」「ユーリは何をそんな深刻に悩んでたのよ」とどこもかしこもすっきりしなかったので原作も読んでみた。ら、見事にすっきり。
小説ではなんで日本を舞台にしちゃったんだろう。
この物語は宗教的背景がなければ成り立たない。
人を好きになる気持ちの根源を思いだせた感じ。
ずっと子どもの頃に持っていた素直で混じりけのない「好き」。
暗い話なのかと思っていたけれど、読んでみたらギムナジウムの生徒たちは元気いっぱいで明るいし、オスカーかっこいいしエーリク可愛いしユーリ美しいし、隅々まで眼福な読書時間でした。 -
この世のものとは思えないほど、美しい愛の形に驚きを隠せなかった。トーマは人間ではなく、妖精やら天使やら、何か人外の生き物としか考えられない…。心がキレイ過ぎて嫌になる(笑)
忘れた頃に、もう一度読み直してみたいと思う。 -
この本と言うか漫画初めて読んだのは中学2年生のとき。もう30年以上前のことだが、数えきれないほど読み返したしセリフもほとんど暗記しているくらい。で、なぜかふと読み返したくなって読み直した。
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ただただ心を鑢で削られるような、磨かれるように一気に読んでしまった初の萩尾作品。ただただ愛のなかで生きること。
とりあえず、…オスカーかっこよすぎる\(^o^)/ -
古典すぎて実は読んだことなかった。エーリクかわいいなエーリク。
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持っているのは中古で買った単行本と愛蔵版だけど、初めて読んだのがこの表紙の本だったので。