こども六法ネクスト おとなを動かす 悩み相談クエスト (こども六法NEXT)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092272460

作品紹介・あらすじ

賢くなってトラブルから自分を守る本

2019年夏に弘文堂から発売された
『こども六法』の公認姉妹本です。

なにかあると、大人は「相談して」と気軽に言います。
けれど相談したらしたで、
「やられたらやり返せ」
「あなたにも悪いところがあるんじゃない?」
といった一見正論だけど、
その場しのぎでなにも言ってない
「まあまあ言葉」を返されて、
相談しても無駄だなと諦めてしまうことが
少なくありません。
それでも諦めないで欲しいのです。

まあまあ言葉を打ち返すために、
まず、コミックで、まあまあ言葉の実例を学び、
その反論方法を
『こども六法』山崎聡一郎氏が解説。

さらに、本当に頼れる大人を探し出し、
トラブル解決のために動いてもらうに、
いじめ問題に詳しい学校の先生、
警察、スクールカウンセラー、弁護士、精神科医、
虐待に関する児童相談所が、
「どんな相談をすればいいか」「効果的な証拠」
「訴えるってこういうこと」など
実践的なアドバイスを教えます。
きれい事は一切ありません!

トラブルの渦中にいる君には、
その解決の糸口として、
まだ巻き込まれていない君には、
その予防知識として、
君の人生に寄り添う1冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
こどものための法律書『こども六法』が
知識という名の武器であるならば、
その武器を使ってどう戦うかを考えた本です。

いじめやけんかなどのトラブルが起こらず、
予防のために読んでいた
この本が活用されないのが一番ですが、
それでも、なにか起こったときに、
自分が悪いのかもとわきまえすぎず、
この本を活用して、
自分を守ってくれるよう
祈っています。

感想・レビュー・書評

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  • 小学館 続編『こども六法NEXT』発売、出版社の枠を超えたプロジェクトに - 文化通信デジタル
    https://www.bunkanews.jp/article/233663/

    こども六法プロジェクト(弘文堂×小学館) | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/pr/roppo-n/

    『こども六法』の公認姉妹本 「こども六法NEXT おとなを動かす悩み相談クエスト」発売!! | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/news/343060

    こども六法ネクスト おとなを動かす 悩み相談クエスト | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09227246

  • 『こども六法』と合わせて薦めたい。

  • 【おすすめポイント】いじめなどを相談した時に、まわりの大人が適切に動いてくれないと状況は変わりません。SNSいじめ、無視、虐待などのケースに元先生、元警察官、カウンセラー、弁護士などがアドバイス。教師を目指す人はもちろん、これから社会を担うみなさんに読んで知っておいてほしいと思います。
    【請求記号】ブラウジングコーナー
    【配置場所】2階ブラウジング図書コーナー
    【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28184161

  • わかりやすいです。
    学校買い!

    2022/12/26 更新

  • 図書館で借りて読み。
    『こども六法』の続編と聞いて。

    前作と違い、マンガが挿入されていて、子どもにもとっつきやすい。12歳児F、自分でてにとってよんでた。

    自分にとっても、
    「私は、子どもたちにとって、信頼できる大人になれてるか?」「相談できる相手になれてるか?」
    と振り返ることができる一冊だった。
    読み返したい。

    人間に帰省して、その場しのぎの言葉、「まあまあ言葉」を吐かせるやっかいな存在、まあまあウイルスたち。まあまあ言葉には以下のようなものが。

    ・やられたらやりかえせ!←報復は禁止。法律では「自力救済の禁止」というものがある。仕返しは法律で禁止されている。
    ・「みたくなければみなければいい」(p39)←加害行為を正当化してはいけない。悪意のあるメッセージを受け取った時に傷ついてしまうのは、「見る方が悪い」「気にしすぎ」ではなく、送るほうに問題があるのです。
    ・「なにもされてないならいいんじゃない?」←無視は心への暴力だ。それ自体は犯罪行為ではないけど…
    ・「こどものやったことですし」←こどものしたことに責任をもて!



    子どもへのアドバイスも地に足がついていて、大人の女性である私(子供ほどではないが、発言力で言うと残念ながら大人の男性には劣るんだな)にもためになる。

    ・使える大人をためらわずに使い、動かしていくことが解決への道です。耳を傾けてくれる大人は必ずどこかにいます。(p30)
    ・大人に相談することは「言いつけ」「チクリ」といったずるい行いではなく、「告発」という正しい行為です。(p31)

    ・幸せになることが最大の仕返し(p54)

    メモを書ききれなかったけど、手元に置きたい本だな。自分のためにも子供のためにも。

  • ✕やられたらやり返せ
    →報復は違法

    ✕チクり・言いつけ
    →告発。告発は正しい行為

    ✕見たくなければ見なければいい(SNSの悪口など)
    ✕あなたにも悪いところがあるんじゃないの
    →加害行為を正当化しない

  • 安全な相談者の見きわめ方が響いた。
    近い人にはできるだけ安全な相談者でありたい。

    ウイルスに感染してるという設定もいいなと思った。

  • その場を取り繕うための
    よくよく考えると理不尽な言葉は
    大人社会に存分に溢れていて
    それらは子供にも向けられてしまう。

    そういった言葉と正しく立ち向かうための方法が多面的に書かれていて、小学校高学年くらいであれば理解できるように作られている。
    本書が困っている子供達の手に少しでも届けばな...

  • 「まあまあウィルス」というその場しのぎの言葉を撃退し、自分や友だちを守るために、大人を上手く使う力を身に付けるための一冊。子ども向けと侮ることなかれ、大人が読んでも相談スキルが高まる。

    「いつか幸せになる」じゃなくて「今助けてもらう権利がある」。懸命に相談してきた人は、その時点で傷付いている。その気持ちを無視することは傷口を広げることになる。忙しい毎日の中でどれだけ対応できるかは分からないが、この本で子どもと一緒に「助けてくれる大人がいる」ことを確認していきたい。
    マンガ形式(+専門家のコラム)で読みやすくなっているので是非。

  • 子供より大人が読むべき。
    言ってはいけない言葉に気をつけたい。

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