ダレン・シャン 2 (小学館ファンタジー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092301023

作品紹介・あらすじ

半バンパイアとなった主人公のダレン少年は、旅で謎の人物や、新しい友人に巡り会います。ハラハラドキドキのファンタジー文庫です。

感想・レビュー・書評

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  • クレプスリーが優しすぎる。
    ダレン・シャンが、大人は友達がいなくても大丈夫だろうけど子供はそうじゃないんだ!と訴えているところでは、大人も友達は必要だよ!と私なら言い返したいところだが、クレプスリーは黙って聞き、子供時代なんて随分昔のことなので忘れていたが、子供から友達を奪うことがそんなに大変なことだとは思いもしなかった。なんてことだ…と後悔している。なんて良心的な人なんだ。


    半ヴァンパイアになり、同年代の人間と遊ぼうにも力加減を謝って骨を折ってしまうし、友達が作れず、孤独というものを知って嘆くダレン・シャン。可哀想になるくらい後悔の言葉を述べるクレプスリー。そうだ、シルク・ド・フリークに行くか?と誘う。フリーク達が受け入れてくれるのは勿論だが、歳の近い蛇少年・エブラと友達になることができた。
    (サムというサーカストレーラーを覗きにきた人間の少年とも友達になるが、悲惨な別れとなる。)

    また、人間の血を飲むと本当に人ならざる悪魔のような存在になってしまうと、頑なに拒むダレン・シャン。しかし動物の血だけでは限界があり、人間の血を飲まない限りは身体が弱っていき、死に近づいていく。
    一緒に寝ていたエブラの蛇の具合が悪いので、クレプスリーと寝ることになったダレン・シャン。寝ていると暗闇で何者かが口に何かを流し込もうとしており、飛び起きると、クレプスリーが血の小瓶を手にしていた。人間の血を飲まないといけないのに拒むので、こうでもしないと…と心配してやってくれたことだった。
    病理学者の友人の元へ訪ねに行き、なるべく新鮮な死体から予備の血を瓶に注ぐがてら、ダレン・シャンも死者からなら抵抗が減るだろうとすすめてくれる。(断るが)
    また、ウルフマンに襲われた時も最終的には助けにきてくれ、サムをどうするか、最大限配慮してくれた。

    両腕を食いちぎられたR.V.はどうなったのだろうか?発狂したまま死ぬしかなさそうだが…助かって再登場してもおかしくはない。

  • 母としては、ダレンやサムの両親がどんなにか辛い思いか…とそちらに気がいってしまって、ファンタジーなのに泣きそう。

    R.V.ゆるさない。

  • 胸が悪くなるような情景描写もある。でも読者を飽きさせないスリルいっぱいの展開。

  • 思い出した。
    この2巻のウルフマンのくだりがあまりに怖くて、次に手が伸びなかったんだ。
    いま読んでも怖いし、悲しい。

    半ヴァンパイアとしての運命を、ダレンシャンが飲み込むまでの物語。

  • 親友の命を救うために半バンパイアとなったダレン。
    いつか家族や友達の血を吸ってしまうかもしれないことを畏れたダレンは、自分を半バンパイアにしたクレプスリーの元へ行き、旅に出ることにした。

    でも、ダレンが心に決めたのは、絶対に人間の血を吸わないということ。
    極力動物の血も吸いたくはないのだが、そうすると死んでしまうので、必要最低限の血だけをいやいや飲むダレン。
    しかし人間の血を吸わないと早々に死んでしまうとクレプスリーは心配する。

    家族と別れ、友達をつくることのできないダレンは、クレプスリーとサーカスに戻った時、ついに友達ができる。
    へびおとこのエブラ。
    そして、サーカスに入りたがっていた少年、サム。

    サーカスの裏方仕事をするリトル・ピープルたちと、彼らを支配するミスター・タイニー。
    ミスター・タイニーはいずれダレンと対立するような気がするが、どうだろう。

    環境保護団体グループのメンバーがサーカスを見に来たことにより、大事件が起こる。
    ダレンはまた一つ大切なものを失うことになるが、ダレンの忌み嫌う行為によってその存在はダレンの中で生き続けることになる。

    1巻よりもダレンの心の動きに納得できる。
    ダレンの哀しみや喜びが自然なので、1巻のときよりダレンに好感を持てた。

  • サムーーーー!!!

  • ちらと見たら漢字が難しすぎて振ってないので読み仮名が。やめた
    rio 8y6m

  • シリーズ第2弾。
    クレプスリーと旅に出たダレンは、人の血を飲むことを拒絶し、
    動物の血で飢えを紛らわせていたが、体は弱っていく。
    ダレン達は、シルク・ド・フリークに合流して
    バンパイアの事を教わりながら、家族のような温かい生活で
    友達も出来たのだが・・・
    何が正しくて何が間違っているのか。
    ダレンはまたも悩み苦しみ、決断します。
    これは切なかったです。

  • 大学生1
    2月

  • シルク・ド・フリークというサーカスに入団し、メンバーの蛇少年と人間のサムという友人ができた、主人公のバンパイアの話。

    結構グロめの描写もあったが、ワクワクドキドキする展開だった。

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