- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092307933
作品紹介・あらすじ
感動の映画『くちびるに歌を』ノベライズ
2015年春公開の感動の映画『くちびるに歌を』をジュニア向け小説で登場。原作は、中田永一「くちびるに歌を」(小学館文庫刊)
長崎の五島列島にある中五島中学校に赴任してきた音楽教師、柏木ユリ。東京で天才ピアニストとして活躍していたユリだったが、愛する人の死に直面し、全てを捨て島へやって来た。赴任後、前任者の頼みで、やむなく引き受けた合唱部の顧問。最初は乗り気ではなかったが、そこで出会った中学生のひたむきさ、それぞれが抱えた誰にも言えない悩み、それでもまっすぐに生きている生
徒達に勇気をもらい、やがて心を一つにしていく。いよいよコンクール本番。中五島中学校合唱部は、長崎県大会を突破できるのか・・・?
映画の感動をそのままにお届けします。
【編集担当からのおすすめ情報】
心洗われる感動の映画を、あますところなく小説に詰め込みました。映画と併せて、是非お手に取っていただきたい一生の宝物になる1冊です。
感想・レビュー・書評
-
産休補助の音楽の先生として、東京で暮らしていた女性(主人公)が地元に戻ってきて、合唱部の生徒たちと1年間過ごして、生徒も本人も大いに成長して、忘れられない中学生の思い出を作ったというお話です。
この本では、その合唱部が取り組む歌が、アンジェラアキが弾き語りしている「手紙」です。その誌の内容が素晴らしいですね。周りから希望に溢れていると言われながら、本人は不安いっぱいの中学生の気持ちがよく表現されていると思います。私はこの歌を、カラオケに一緒に行った長女から5年くらい前に教えてもらいました。
メロディーの良さもそうですが、歌詞の内容にも惹かれました。そんな私は2年前からピアノを40年ぶりに習い始めて、今年の発表会ではアンジェラと同様に、弾き語りをしようと思っています。
ある目標に向かっている姿は美しいものです、私が皆からどのように見られているか分かりませんが、この本を読んで、私も今練習中の弾き語り、今度の発表会で是非成功させたいと思いました。
2016年6月4日作成詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の気持ちで人を動かすことができる「至誠」の凄さを知りました。そして、仲間と協力することの大切さも知りました。
-
安城
-
20150418読了。多分映画脚本は柏木先生目線のスピンオフ。
-
ここまで真剣じゃなかったけど、経験者だけに思い出すこともちょこちょこ。課題曲思い出せないけど、手紙はむずかしそうだったなー。。。
-
15歳、中学3年生。子どもと大人の狭間。色々な感情を抱き、色々な可能性を夢見て、そして、子ども時代のけじめをつける15歳。
そんな15歳の彼女らが、15年後の自分に向けて手紙を書く。だけど、綴ったのは両親や家族への想い。しかも、15年前の誕生への思い。
「生まれてこなければよかった。」
「自閉症のお兄ちゃんがいるから、僕がいる。お兄ちゃんが健常者だったら、きっと僕はいない。産んでくれて、ありがとう。」
そんな思い&想いを抱きながら、合唱コンクールで歌う彼女たち。歌うのは『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』。一つ一つの言葉を噛み締めながら歌う彼女たちの姿を見ていたら涙が止まりませんでした。
42歳の僕。
15年後の自分に宛てる手紙に何を書くんだろう...、何を書けるんだろう...。
2030年の僕は「家庭」「会社」「地域」とどのように関わっているんだろう...。