さくら村は大さわぎ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 97
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092893085

作品紹介・あらすじ

びっくり!と笑いがつまったやさしい物語

さくら村には、さくらの木がいっぱい植わっています。
それぞれのさくらの木に名前が付いているのです。
そんな、さくら村では、事件がいっぱい起きます。
キセキレイが、とんでもないところに巣を作ったり、
トウモロコシ畑でビックリするようなものを見つけたり、
まんげつの夜には、不思議なことがおきたり・・・・・・。
とんでもないことや、笑っちゃうことや、それはもうたくさんです。
さて、今日は、どんな事件が起きたかというと―――。




【編集担当からのおすすめ情報】
のどかなさくら村で愉快なことが次々と起きます。
そんな幸せいっぱいのやさしい物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 日常を愛おしく感じさせてくれる。泣きたくなるような温かさがある。

  • 2020年から2021年の児童文学を読むため、図書館で借りた。

    小学3年生のハナは、さくら村に住んでいます。
    さくら村はさくらでいっぱいです。
    子どもが生まれたら、さくらの苗木を一本植えるやくそくがあったからです。
    いまでは、さくら村の子どもは6人だけ。
    森や海のあるさくら村は、春夏秋冬、おもしろいことがいっぱいです。

    【もくじ】
    プロローグ さくら、さくら
    1 ヘルメットの巣
    2 赤いれんがの家
    3 カワセミじいちゃんと三本のさくら
    4 ホタルの森のホタルマン
    5 トウモロコシ畑のすてニワトリ
    6 まんげつの夜のひみつ
    7 中州の子ネコ
    8 パンやさんのパーティ
    エピローグ さくらが、もう一本!

    すごく好きです。
    ハナの語りで物語は進みます。
    「やかまし村」シリーズのような、『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』のような、こぢんまりとして、ぎゅっとしたあたたかみのある、幸せな子どものおはなしです。
    このおはなしでは、トウモロコシ農家のハナとお兄ちゃんのタロウ、イチゴ農家のサッちゃんと弟のケンちゃん、それから、つり宿のふたごのヨリトモくんとキヨモリくんが登場します。
    季節ごとに、さくら、キセキレイ、ホタル、アカテガニなど自然の生き物が出てきて、ふだんの生活とは違うのだけれど、だからこそ「心の栄養」になるという。(これまで「心の栄養」という言いまわしが好きではなかったのですが、ああこういうことかなと、わかりました)
    ちょっと絵がゆるめですが、最後にはわくわくしました!
    改行が多く文字が詰まっていないので、読みやすいです。
    小学校3年生から。

  • 「びっくり!と笑いがつまったやさしい物語
    さくら村には、さくらの木がいっぱい植わっています。
    それぞれのさくらの木に名前が付いているのです。
    そんな、さくら村では、事件がいっぱい起きます。
    キセキレイが、とんでもないところに巣を作ったり、
    トウモロコシ畑でビックリするようなものを見つけたり、まんげつの夜には、不思議なことがおきたり・・・・・・。とんでもないことや、笑っちゃうことや、それはもうたくさんです。さて、今日は、どんな事件が起きたかというと―――。」

  • 朽木祥さんと大社玲子さんの絵でほっこりするお話。

    本の好きな低学年におすすめ。

  • 低学年の女の子には喜ばれるか。
    かわいくてワイワイと楽しくてあったかい話。

  • ハナがくらしているのは、さくらの木がいっぱいのさくら村
    昔から、子どもが生まれると苗木を1本うえるやくそくがあったので、村はさくらでいっぱいになったのです

    そんなさくら村ではいろんなことがおこります
    たとえば……

    ハナのおにいちゃんの自転車の前かごに入れてあったヘルメットに、キセキレイのつがいが巣をつくってしまいました

    ログハウスに大きな犬のダニーと住むカワセミじいちゃんのすがたが見えなくなったのは、わるいかぜをひいてしまったからです

    しゅうかく前のトウモロコシ畑を走りまわっていたのは、だれかにすてられた三羽のニワトリでした

    《さくらがさく春、さくら村はとびきりすてきですけど、夏も秋も冬も、おもしろいことで、いっぱいなんです。》

    3年生の目を通してさくら村の四季を描いた朽木祥の創作童話、2021年2月刊

    “いまこそ読みたい しあわせいっぱいの日常物語”──帯のコピー
    毎日すこしずつ読み聞かせると、教室があたたかくなることまちがいなし

    物語の進行をささえる挿絵は『なぞなぞのすきな女の子』の大社玲子
    さくら色をバックにしたカバーイラストにいのちが息づいている

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著者プロフィール

広島出身。被爆2世。
デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞受賞。その後『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)で日本児童文芸家協会賞受賞。『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞受賞。『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞、福田清人賞受賞。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。ほかの著書に『引き出しの中の家』(ポプラ社)、『月白青船山』(岩波書店)、『八月の光 失われた声に耳をすませて』(小学館)などがある。
近年では、『光のうつしえ』が英訳刊行され、アメリカでベストブックス2021に選定されるなど、海外での評価も高まっている。

「2023年 『かげふみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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