オキーフの恋人 オズワルドの追憶 (上)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 110
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093423526

作品紹介・あらすじ

人気ミステリー作家が謎の失踪を遂げた。女流画家ジョージア・オキーフを敬愛する青年編集者は、禁断の恋にのめりこんでいく。作家の代理人をつとめる盲目の美女が鍵を握る。

感想・レビュー・書評

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  • 辛くなってくることが多い長編だが、本作は何とか読了。交差する二つの世界が行き交うストーリーは発想としては面白かった。

  • 下巻に記載。

  • 本を開いて1ページ目から好きになった。この本が辻仁成を読む最初の一冊だったけれど、こんなにも繊細で丁寧に綴られる文章を書く作家さんがいるのだと驚いた。表現されるものの一つ一つを見逃さないように読みたくなってしまう作品。次々と鮮やかに展開を見せていくストーリーが、著者の言葉によってとても緻密に組み立てられていて、広げられていく風呂敷の一枚一枚の中に、どんな結末が込められているのかがたまらなく楽しみになる。オズワルトの追憶よりも、オキーフの恋人という現実世界の話の方が個人的には好きなのだけれど、どちらかといえば文章量の比重はオズワルトの方に傾いている。
    一見現実味のない話の連続なのに、それが臨場感とリアルを帯びてこちらに伝わってくるところが、この著者の文章の魅力だと思います。

  • 辻ワールド。なのは面白いんだけど、だんだん話がよくわからなくなってきてしまった。下巻はいいかなぁって…

  • 久々に辻仁成の世界にはまりました。

    2つの物語が交錯してスピード感があって、一気読みでした。

    悪魔崇拝こわー


    終わりかたはいまいちでしたが、十分楽しめました。

  • どうやら私は二つの世界が同時進行する話が好みみたい。
    これもそう。
    交錯していき、段々、感情移入していった。
    途中から段々読むスピードが早くなって、あっという間に読んだ。

  • 二つの物語りが同時進行ですすみ面白い。最後は夢なのか??っていうオチで微妙な所もあるが、いろんな立場の人物像が面白い。

  • 辻ワールド。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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