- Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093665377
作品紹介・あらすじ
春の山菜採り、夏の水遊び、秋の収穫などの自然遊びに加え、小さな村に起きた小さな事件。自然派作家、おくやまひさしが残したかった、秋田県田根森村・四ツ屋の昭和22年の一年。小学5年生時代の鮮烈な思い出を、記憶を元に絵日記形式で描きためた驚きの画文集。
感想・レビュー・書評
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◆きっかけ
ブクログ。おくやま氏の著作を検索していてレビューを読んで気になって。2017/1/20詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1937年秋田県田根森村(現、横手市)に生まれた著者、おくやまひさしさんの「どうしても描きたかった60年前のえにっき」、2008.11発行、著者が小学校5年生の時の1年間の絵日記です。図書館で借りて、図書館の近くの店で妻と買い物をし、私はすぐに買い終わるので、ベンチに座って読みながら待ちましたw。私の子供時代とかなりかぶってます(^-^)
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よく言われることだけど、むかしはモノがない分、工夫して遊んだり親の手伝いをしたりと、今の生活とは全然違います。
ブクログのように、情報をコンピュータで管理するなんて考えられないしね。便利。便利なんだけど、効率性・利便性を追い求めてばっかでは苦労した過程で得た何か(例えば、感情)を失ってしまうとおもった。
村の協力、人と人の温かい交流。伝統の継承。
東京にはない。今の東京にない。
日本の良さとも、悪さとも言えるけど、僕は60年前の秋田の絵日記は羨ましく思う。
註が読み応え、知り甲斐のあることで、とても読んでいて心が動く。
絵本は特に、心が動かされるから好きです。この本を読んで気づきました。