- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093798242
感想・レビュー・書評
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小説というより、
読み物、というかんじでした。
あんまり小説という体をとる意味が感じられなかった。
けれど、
言いたいことはとてもよく伝わってきました。
これからずっとつながっていく未来に、
ひとつずつできることを。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
渥美大輔局長がまさかの再登場!脳内変換では、もちろん亡国のイージスで演じた佐藤浩市さん。防衛庁情報局なのに、非情になり切れないそのまんま。もちろん主役じゃないけど、そんな楽しみもある、震災をテーマにした熱い福井晴敏節あふれるお話。オススメの一冊。
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ノンフィクションだと思ってたら小説だったので吃驚。
とはいえ3.11後の諸々については現実に寄り添い過ぎていて怖かった。
何が正しいのか何が間違ってるのかはわからないけど、
取り敢えず震災当時のパニック振りを心に刻むにはいいと思う。
案外忘れてたこともいっぱいあったし。
初心を取り戻す、という意味で読み返す価値がある本。 -
よくぞこの小説を書いてくれた。しんどかっただろうな。とても重い内容だったけれども、「たかが地震だ」という台詞にとても励まされた。
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フィクションなんだけど、
東日本大震災以降の日本を描いていて
ノンフィクションのような感じ。
原発とどう向き合っていくのかを考える前にまず読みたい一冊。 -
震災から3ヶ月後に連載を始めたのか・・同時進行とはいかなくとも、ずれながらの状況把握になっただろう。自衛隊絡みのアクション作品やガンダム、戦国自衛隊など娯楽作家として現在進行形の社会性を持つテーマは厳しすぎ、また不用意な事は書けない。正面から取り組むには荷が重いだろうが、今後の現代小説で無視出来ない災害であり、らしくない彼が先陣を切った事が、ふさわしい作家の追従になるかもしれない。それはそれで意義がある。盛り込み過ぎ、ぎこちなさ、中途半端なイメージはあるが、取り組む姿勢に粗くとも好感を持つ。
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今、自分の世代が持っている命のバトンを、どのように下の世代引き継いでいくべきなのか?そんなことを考えるきっかけを与えてくれる本という印象。
まだまだ私は親として未熟だと痛感した。 -
東日本大震災から1年。 未だに当時の記憶が鮮明に残っているこの時期。 世の中の大人達は、”脱原発”を無節操に叫んでいる・・・。 ”子どもたちの未来のために原発を無くす。” ・・・原発が無くなれば、子どもたちには未来が開けるのか? その未来とは? 未来に希望が持てない大人が言う未来とはいったい何? そんな中で、子どもたちは未来を夢見る事が出来るのか? 経済がヤバイ、政治がヤバイ、原発がヤバイ、電力がヤバイ。 問題提起は出来ても、解決が出来ず先送りする大人たち・・・。 過去を振り返ってばかりいる大人