- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861915
作品紹介・あらすじ
ひとりぼっちだった15歳の水香は、閉鎖された遊園地で仲間に出会い、初めての恋をした。そして突然、親友の千夏が事故死し、水香は千夏が妊娠していたことを知る。お腹の赤ちゃんを代わりに産んでほしい…!?水香は、千夏の最後の願いを叶える約束をするが-。大切な人を守るために、何ができるだろう?全編に「愛しさ」が満ちあふれる、期待の新人によるみずみずしい感動作。第八回小学館文庫小説賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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やはり先生の「特殊閉鎖された空間に大人になりきれない大人と子ども達」「禁断の恋」「曖昧なジェンダーに囚われる子ども」といったモティーフは健在。
命綱みたいな均衡で生きる少年少女の旅立ちのときがすぐそこに来ている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んだことあるよ~~な
でも代理出産は・・・ -
インターネットでおすすめの本を調べて見つけた本です。
ありえそうな話で、夢のような世界観で、
おもしろいストーリーでした。 -
装丁がとても可愛くて手に取った本。
薄い本なので1時間もせずに読了。
しかしものすごーい辛い1時間だった。
1章を読み終えた時点で稚拙な文章とアホみたいな設定にうんざり。
高校生の書いた携帯小説か?ってレベル。
中高生くらいを対象にしてるんだろうかと思いつつなんとか読み進めると
中盤でまた目を疑うような展開に…。
妊娠をこんなバカみたいに描いて欲しくないんですけど。
登場人物の背景もただこの子可哀想でしょ?って設定を張り付けただけにしか見えず
ラストの展開も吐き気がするほどちぐはぐで気持ち悪かった。
ツッコミどころがありすぎて疲れた。
こんな話で賞が取れるなんて信じられない!!!
最後まで読みきった私は相当頑張った。
このひとの本は二度と読まない。
時間のムダでした。 -
廃園になった遊園地だけが自分の居場所になっている子ども達とその中心的な役割を担っているキョージュ・真澄・千夏そして主人公の水香、生かされている自分や生きている意義が見いだせずにいる人達、「月の裏側は見ない」という約束のもと、この遊園地にいる時だけは笑顔で居心地良く過ごしていた。大人が無くした子どもの世界をいつまでも楽しんでいるのは臆病な逃避なんだろうか?でもなくしたくない空間だなぁ!
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■ひとりぼっちだった15歳の水香は、閉鎖された遊園地で仲間に出会い、初めての恋をした。そして突然、親友の千夏が事故死し、水香は千夏が妊娠していたことを知る。お腹の赤ちゃんを代わりに産んでほしい…!?水香は、千夏の最後の願いを叶える約束をするが―。大切な人を守るために、何ができるだろう?全編に「愛しさ」が満ちあふれる、期待の新人によるみずみずしい感動作。第八回小学館文庫小説賞受賞作。
■■柔らかな文体が読みやすいですが、少々ご都合主義の展開。結局これはファンタジーのくくりに入るのかな・・・。よい話でしたが、キレイすぎだなと感じてしまうのは人それぞれなのかもしれません。 -
楽園はいつか壊れます。
どんなに素晴らしい場所でも永遠ではいられない
偶然迷い込んだ子供達の楽園「パーク」。奇しくもそこに入る条件を満たした水香はその一員となる。
種々様々な要因が逃げ場所たるパークを破壊しようとする。
それに立ち向かうわけではない。
対抗するわけではない。
小さなルール。それさえ守れば楽園はそこにありつづけるはずだった。
起こる事件。
否応なしに変わることを余儀なくさせる現実。
自ら変わりはじめること。
全て動き出したとき、パークの時間もまた動き出した。 -
あたしも探しているのよ。黒曜石のような美しい瞳の人。
水の香りというか、激流のような主人公。