千の花になって

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 30
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862271

作品紹介・あらすじ

戦争に翻弄された女性二人の運命を克明に綴り、港町の風景を色彩豊かに描いた新生横浜文学!第九回小学館文庫小説賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    読み易かった。
    人間の心理の描写も好き。
    日本の戦時中の物の無い中の暮らしぶりや、近所付き合いなどの様子も好き。
    生活の基本、掃除の様子を読んでいると、働きたいと言う気持ちになる。
    貴子という女性についてなかなか読み解けなかった解説が欲しい、もしくは再読し何度も味わいたい。

  • 図書館で題名が気になって借りて読んだ。
    太平洋戦争前後の2人の女性、銭湯の娘真砂代と中庭に花園がある裕福な家に住んでいる貴子の物語。
    戦争前後の生々しい状況が書かれている。

  • 時代的には厳しいけど
    悲壮感はあまりなく

  • 読んで損なし。

  • 戦時中の話であるが、「凍花」より納得というか、共感し易い部分があると思った。
    斉木さんの本を2冊読んで、なんとなくこの作家さんの纏う雰囲気?がわかったような気がする。最後に救いや癒しをそっと置くような小説を書くのだろう。

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著者プロフィール

一九六四年大分県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。二〇〇八年、「千の花になって」(文庫化にあたり『踏んでもいい女』に改題)で第九回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。姉妹の確執を描いた第二作『凍花』がベストセラーに。他の著作に『幻霙』『日本一の女』『40歳の言いわけ』がある。

「2017年 『五十坂家の百年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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