日本の近代 猪瀬直樹著作集5 ミカドの肖像 (第5巻) (日本の近代猪瀬直樹著作集 5)

著者 :
制作 : 関川 夏央  鹿島 茂  船曳建夫  大岡 玲 
  • 小学館
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093942355

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  • メモ
    近代天皇制と日本人を関係を探る一冊。
    東京海上ビルの高さがなぜ99.7メートルなのか。お召列車の三原則とは?プリンスホテルはなぜ「プリンス」と名がついているのか?オペレッタ「ミカド」が欧米人から喝采される理由とは?明治天皇の御真影はなぜ西洋人の面立ちをしているのか?ひとつひとつの謎を解いてゆくことで、浮き上がってくる近代日本と天皇。
    秩序の安定装置として天皇を利用する発想を天皇安保体制と名付けているけど、言い得て妙だ。この天皇安保体制によって生まれた視えない制度(文化・習慣)に囲まれて僕たちは暮らしているわけだ。

著者プロフィール

猪瀬直樹
一九四六年長野県生まれ。作家。八七年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。九六年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。二〇〇二年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。〇七年、東京都副知事に任命される。一二年、東京都知事に就任。一三年、辞任。一五年、大阪府・市特別顧問就任。主な著書に『天皇の影法師』『昭和16年夏の敗戦』『黒船の世紀』『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』のほか、『日本の近代 猪瀬直樹著作集』(全一二巻、電子版全一六巻)がある。近著に『日本国・不安の研究』『昭和23年冬の暗号』など。二〇二二年から参議院議員。

「2023年 『太陽の男 石原慎太郎伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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