眼の壁 (小学館文庫 R ミ- 1-1)

  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094023510

感想・レビュー・書評

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  • 遺産を狙う家族、恋で悩む恋人、それを妬み嫉妬する仲間、被害妄想から恐れ自殺しようとするなど異様な心理的変化を読み取るには難しいミステリー小説だ。難しいのは人間関係をどう思い、どう思われているのかを理解するか、誤解と被害妄想が殺人事件、自殺へとつながる。場所設定が頻繁に変わり、その比喩も多く読みづらい、さらに2つの顔を持つ男の登場で混乱する。現代、複雑な人間関係を理解することは仕事、家族、恋人同士でも大きな課題だが、陰で悪口を言われない様に、また誤解しない様にするにはやはり頻繁にFace2Faceでコミュニケーションし、信頼し合える仲になることだろうか。

  • 古い作品。好きな作家だが読み逃していた。「狙った獣」や、「鉄の門」にも出てきそうなヒロインが印象的。犯人も最後まで分からなくて気持ちよく騙された。

  • 書館から借りました

     推理。
     交通事故で視力を失ったケルジー(富豪の娘)。神経質な彼女は、モルヒネで自殺をはかる。
     登場人物は多いが・・・ほぼすべてが絡む。きっちり。

     
     先に「耳をすます壁」を読んでいたので、あれと似たような「アイダ」というメイドが出てきた(盗み聞きしたり、仕事をさぼったりする、しょうがない若いメイド)ので「ああ、またか」と思っていたら。
     そーきたか。
     ノーマークだったよ、その犯人は。
     全然想像していなかった。
     え。と思いたい人は、読んでみると良い。
     これに関しては「ネタバレ」はしないから。

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