- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094024166
作品紹介・あらすじ
近年、台湾では日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが、日本では自虐史観という"虚構"が、日本人から「自信」と「誇り」を奪ってしまった。本書では、「台湾には日本が今こそ学ぶべき"正しい日本史"がある」とする筆者が、「日本人よ、自信と誇りを取り戻せ」と訴える。小林よしのり著『台湾論』を巡る一連の騒動の中で、販売中止に追い込まれた「問題の書」を、この騒動についても大幅に加筆して緊急文庫化。
感想・レビュー・書評
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日本人が教育で教わっていない台湾の歴史の真実を
台湾人が自らの経験を通して伝える一冊
50年間の統治時代での日本人の功績や
敗戦後の中華民国での様々な歴史を
生きてきた感情が揺れ動く様を
たくさんの人と人とのふれあいの中描いている
読んでいて涙が流れました
自虐史観教育に育てられた感情が邪魔をして
レビュー書くことさえにも気を遣う
「わたしの先祖は偉大でした。」
ただそれだけが言いにくい世の中はやはりおかしい気がする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親日国「台湾」
今ではその成り立ち等は知られず、「親日国」という国柄だけが知られている。
台湾人を親日たらしめたその理由が、台湾人の目線でこの本には記されている。
台湾が日本と中国を経て現在に至る、その時代を生きた著者が記したことに大きな意義がある。
そして、
我々日本人の諸先輩方がいかに素晴らしい人種であるかに気付かされた。 -
現代日本人が失っている『公』に対する精神。しかし、台湾人(=Taiwanese who was educated before 1945.)は今でもその精神が生き残っている。
台湾で日本人が何をしてきたのか、その結果、台湾がどうなったのか、、
台湾人の視点で描かれた『史実』。
『台湾是台湾』 -
日本の台湾統治における、
ひとつの、そしてとても重要な
日本人として生まれたからには
絶対に知っておきたい
真実が書かれている。
台湾が日本びいきであることのいち側面がとても良くわかるし、
日本人であることに誇りと自信をもたせてくれる。
筆者は「日本はアジアのリーダーとして自覚をもて」
と叱咤激励をしてくれるのだけど、
それは決して経済的な理由ではない。
世界のどこの国ももたない、
模範となるべき道徳観をもっていると信じるからこそなのだ。
この本に書かれている日本人の精神基盤を
大事に受け継いでいくことが、
経済の問題なんかより、もっと重要なことなんじゃないか、
と、そんなことを真面目に、しみじみと考えてみたくなったりした。
いやー、読書の秋だなあ。 -
深い深い感動を得た作品。日本、台湾への台湾人からのラブレター。涙なしには読めない。これは一生の宝の書になりそう。ありがとう、蔡さん!!
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日本を愛してやまない台湾から全ての日本人へのエール
帰属意識を持てないがため誇りを持てず、目標や希望や未来に対するビジョンを描けずいる日本人に対して、日本人であるとことの誇りを目覚めさせてくれる。 背筋を伸ばし、襟を正し、しっかり前を見据え生きて、次の世代に尊敬され、手本となる生き方を示さねばならないと強く気づかされる本。 -
台湾がなぜこれほどに親日なのかを知りたくて手にした本。教科書に書いてあった日本軍による占領というのは、まったくの出鱈目だと知る。
台湾にも韓国にも同じように多大なインフラ投資をしたのに、現在の両国が持つ日本への見方は180度異なる。
それは島国と半島との地政学によるものかもしれないけれど、片方では親日を超えた愛日、片方では反日というのは極端。
儒教の取り入れ方にその根っこがあるのかも、との台湾人著者の分析。台湾にこそ、実は日本らしさがより強く根付いているのでは?と考えさせられた。 -
2017/7/17に蔡焜燦さんが亡くなったという報道を受けて、以前から読まねばと思ってた本書を漸く読んだ。実は蔡さんには、台湾のお茶屋さんで偶然に出会ってお話を聞かせていただいたことがある。2014年に台湾旅行に行く際に、司馬遼太郎の『街道を行く台湾篇』と小林よしのりの『台湾論』と渡辺満里奈の台湾本を読んでから行ったが、その3冊の中で共通して出てくるお茶屋さんがあり、是非行きたいと思い行ってみたところ、偶然にも常連の蔡さんがふらりと入ってきた。事前に店主に来店きっかけの話をしていたら、このおじいさんが老台北だよと教えてくれて、びっくり興奮してお話をさせていただいた。その時の話の背景として、本書を読み、このような歴史があったのだと改めて思い知らされると共に、ご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
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日本と中国の尖閣問題を予言していたとどこかの書評にあつたので、読んだ見た。しかし発見できなかった。
内容は、過去、日本が台湾をどのように統治したか、その内容は誇るべきものである。日本人よ胸を張りなさい、という趣旨。李登輝の本や小林よしのりの「台湾論」で知っていた内容なので、特に新しい発見はなかった。 -
吉田修一さんの「路」を読んで台湾のことをもっと知りたいと思い読んだ本。教科書的に知っていた歴史と全然違うことに驚いたというか自分の無知を恥じた。もちろんこの本に書いてあることは作者にとっては真実だが、いろんな人が書かれた本を読んで自分の考えを持ちたいと思った。