- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094037913
感想・レビュー・書評
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松岡圭祐が描く魅力的な女性 大好きです。個人的には水鏡探偵が一番ですが 一之瀬も魅力的です。そして全ての女性が何かしら過去を抱えているのがより一層魅力を感じられまする。この作品も続編が有ると言う事で楽しみに待ちたいと思います
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2004/5/30 ,2006/11/5 read up
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「わたしねー、一ノ瀬恵梨香」新宿歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店の女性たちを前に、ギャル系ファッションで身を包んだ異色の臨床心理士はそう名乗った。フランクな口調で、風俗店の女性たちと対話する恵梨香に、内閣情報調査室の宇崎俊一は衝撃を受ける。彼女の飄々とした仕草の裏には、驚愕の能力が隠されていたのだ。宇崎は、日本列島を震撼させる手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める。やがて、宇崎に謎めいた内面を垣間見せた恵梨香はー。「第3のカウンセラー」一ノ瀬恵梨香が登場。
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臨床心理士的には、『ちょっと持ち上げすぎじゃ?』と思う部分あり(今はそこまで難易度の高い資格では無くなってしまった)。
人の心読める?とか聞かれるのは、こういう本からきているのだろうなぁ…。
普通に面白かったけどね。 -
内調の若手とギャル臨床心理士のコンビが爆弾テロに挑む
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政府に送られてきた1本のVHSテープには、爆弾テロの予告とも思える映像が映し出されていた。しかしながらそれがイタズラ目的なのか、本物なのか?本物だとしたら目的は何なのか。そのVHSの少ない情報から全貌を明らかにしなければならなくなった内閣情報調査室の宇崎俊一は、あるひとりの人物を思い浮かべた。新宿雑居ビル火災の犯人を、生き証人である風俗店のクセのある女性達の証言からいとも簡単に導き出した人物。ギャル系のファッションに身を包んだ異色の臨床心理士・一ノ瀬恵梨香。彼女ならきっと、この少ない手掛かりから真実を導き出せるに違いない・・・!
松岡ワールドでニューヒロイン、そして第3のカウンセラー・一ノ瀬恵梨香初登場。今までで一番”らしくない”カウンセラーか?見かけはコギャル、そしてブランド物を惜しみなく身にまとい、所属する事務所にはほとんど顔を出さず、仕事をおいてボランティアをするなど、自分の思うがままに行動する。自身は一家心中の生き残りでトラウマをかかえており、いつ死んでもいいと思っているのか?破滅的な行動も見られる。感情的にもなりやすい。無茶苦茶な行動をとることでは岬美由紀と共通するが、美由紀はそれでも常に一本筋が通ったところがあるのに比べ、恵梨香はだいぶ衝動的というか、後先考えずに思わず行動してしまっている感じで、幼い印象を受けるなぁ。最後には臨床心理士資格を返上してしまったけれど・・・この先一体どうするのか。
タイトルについては中で言及されている。同タイトルの絵本があるという設定。
ニュアージュって、フランス語で雲のこと。
きれいな蒼い瞳をした少女は、いままでいちども星をみたことがない。
夜空を見あげると、いつも雲に覆われてる。
少女は、なぜわたしが空をみるといつも雲がいるのと問いかけた。
すると雲が答えた。きみの蒼い瞳を見に来ているからさ。
この話に出てくる雲とは、少女にとっての大人だそう。 -
新たなヒロイン一ノ瀬恵梨香。
岬美由紀とはまた違った感じで、楽しく読めました。 -
今度は臨床心理士……とはいえ心理的側面よりもむしろアクション重点じゃないか? そしてキャラ立ち狙ってるなー。もろに「千里眼」路線。映像化したら面白そうな感じ。ただし個人的には「千里眼」の方が圧倒的に面白かったので、それと比べちゃうと今ひとつかも。
爆弾事件の真相にはかなり感心。なるほどなあ、案外納得。 -
旧シリーズ。千里眼シリーズのような派手なアクションはあまりなく
あくまで地に足をつけたカウンセラーとしての才能を前面にだした活躍を基本にして、
そこにラブストーリーの要素を添えた感じのイイ意味でこじんまりと纏まった作品です。