- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062465
感想・レビュー・書評
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久々の3巻目。ドラマがいらん話盛り込んで1回がちと長かったので、こういう短編で続くとほっとする。みんないくらくらい振り込むのか興味ある・・・
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2016年1月刊。6話の連作短編。シリーズ3作め。初の文庫書下ろし。連続ドラマ化記念なんだそうな。話のスタイルが確立されて、あっさりめの面白さになった。
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思い出の味を再現してくれる
不思議な食堂。
父と食べた料亭のかけ蕎麦。
親友の母が振る舞ってくれたオムライスなど、
食が呼び覚ます温かな記憶にふれ、
人は明日への一歩を踏み出していく。
鴨川食堂の第3弾。 -
夜中に読んではいけない。
上品で豪華なおまかせの描写は、それはそれは美しいのだけれど、猛烈に食欲を刺激するのは、カレーとか、餃子とか、表題のメニューです。
危険危険。 -
どれもありきたりな食べ物。
なのに、あの味とは違う。
静かに時が流れ、優しいきもちになれる物語。 -
流の京都弁が実にホンモノ。正確に記述できるもんなんだねぇ。コロッケの売り掛け金の話よかった。
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京都、東本願寺近く
モルタル造りの看板もない“鴨川食堂”
料理雑誌『料理春秋』に掲載される
“食、捜します”の一行広告を頼りに
縁あってたどり着いた客たち
流とこいし父娘の手で探し出された食は
豪華とは縁遠い普段の食卓に上る料理たち
でもその料理たちは
思い出の人々と繫がり
想いが込められた替わるものがない
ただ一つの大切な味
食を探してもらった客たちのこれから
それを想像しながら
私もお相伴をさせてもらったような
ほっこりと温かい物語でした -
2016/3/17(木曜日)