- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094063486
感想・レビュー・書評
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人には帰る場所と時間がある…
思い出を頭の片隅にしまい、チラチラと見え隠れしているのを横目でみながら新たな出会いを期待して生きているような…残りの人生をまんざらでもないようにするには帰る場所と時間をもち思い出にひたることもひとつかな〜
伊集院先生が旅立ち、先生の言葉や考えを帰る時間のひとつにさせてもらってます。
逗子ホテルみたいな場所に出会いたいですね。
ぜひ〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊集院静作品で、何度か目にした
「なぎさホテル」。
あちこちに書かれているように
人はあたたかく、眺める景色は
美しい。
本当に、奇跡のような場所。
数年前に、跡地を見に行ったけれど、
ここで奇跡のような物語があったのかと
思うと、映画のシーンのように思われた。
人の情け、海景の美しさ、
書くことの厳しさ。
そのどれもが、見事な一幅の絵のような
物語になっている。
読後にしみじみと、海を眺めたくなった -
文句無しの星5つ
最高の文章と嘘のようなほんとの話
人と人が関わると素晴らしいもの
伊集院静心から尊敬いたします -
友人の名前と同じホテル
ネットで検索すると、海岸の傍に建つ
趣のあるホテルの写真が出てきた。
このホテルでの滞在(寄宿?)がなかったら
彼は作家を生業とすることもなく
夏目雅子さんとであうことも会うこともなかった。
彼を陰ながら支援する人々のなかで
上京した彼に自分の連れ合いには内緒だよと
茶目っ気たっぷりにお金を貸す恩師が好き。
機関車先生を読んだ時にも感じた
物語のいとおしさをこの本でも味わった。