教場 (2) (小学館文庫 な 17-3)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064797

感想・レビュー・書評

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  • 特に最後の話が良かった。一度社会に出た再就職組?も出てくるが、それぞれ背景が違っていて面白い。特に大きな事件はなかったかな、前作の方が風間の鋭さが出ていた気もする。

  • 2021/5/20 読了

    前作は全体的に暗ぁい印象だったが、今作は全体的に漂う暗さはなくなり、風間公親の人間性がより分かりやすくなったと同時に過去がより気になった。
    次作もぜひ読みたい。

  • TVドラマ放送前に何とか読了する事が出来た。何故か既視感があったが、去年の放送で既に本作でのエピソードも盛り込まれていたのかもしれない。陰惨な前作のエピソードより人間味のある話が増えているような気がして物語的には良くなっているし、著者はまだまだこのシリーズで一儲けしたそうだ。何しろキムタクが演じてくれたことによって、箔がついたことには間違いなく、読んでいても常にキムタクが演技しておりその影響力はさすがだと思った。

  • 最初に読んだ「教場」ほど、面白く感じなかった。

  • 4連休。久々にカフェで読書をしました。

    それが、こちら。

    前作の教場を読んだのは3年前。
    こちらの続編を読みたくなったのは、木村拓哉主演の実写ドラマの方も続編の放送が決定したからだ。
    今年の正月に放送された第一弾も物凄く面白かった。木村さんファンということもあるが、それを差し引いても、キラキラした彼のオーラを封印し、ひたすら不気味な教官に徹するその姿に魅入られた。
    (「キムタク」は何を演じても同じ感じになる。とよく言われることがありその度ファンとしては傷つくのだが、このドラマはそんなことはないので、是非多くの人に観て欲しい。)

    これは続編もドラマの前に読んでおこうと思った。

    読んでいくとデジャブに襲われた。
    前回のドラマは、どうやら教場の1と2の2冊が元になっていたようだ。
    ということは、次のドラマはオリジナルストーリーということになるのかな?

    いずれにしても、風間の千里眼は健在。
    鮮やかです。

  • 淡々と進む感じ。

  • 内容は最後に謎解きの要素があり各ストーリーを締める形になっている。その文章の進め方がちょっと分かりにくい感があり、興味を削がれてしまう。
    前作に比べると風間がやや優しくなった印象であった。

  • 今回も震えるような鬼教官、風間の鋭い指摘に生徒は右往左往する。そういえば、キムタクの鬼教官役も原作のイメージに近かったな。

  • 『教場』第2作目。警察学校で学ぶ者たちは志を持って奉職していたとしても本物の警官にはほど遠い。そんな彼らを風間教官は厳しい目で選別し、相応しくない者は容赦なく警察の世界から追い出し、一人前の“警官”として巣立たせる。前作と比べると生々しさは薄らいだものの、相変わらずの面白さでした。印象に残るのは“警察に文句がある”という美浦。彼の敵は警察ではなく自分自身。一度は逃げ出した場所にもう一度戻り、戦い続けた彼は良い警官になりそうな気がします。

  • 前作よりも少しソフトな印象。
    しかし風間の魅力は描かれているし、一人一人の心理描写がとても良い。
    人間は弱くて、そして強い。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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