鳩の撃退法 上 (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
3.30
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本棚登録 : 729
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064865

作品紹介・あらすじ

小説名人による名作中の名作ついに文庫化!

夢枕獏さん、京極夏彦さん、奥泉光さん、筒井康隆さんら選考委員から圧倒的な評価を受けた、第6回山田風太郎賞受賞作!

山田風太郎賞の受賞からおよそ2年後、著者は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞したが、関係者のあいだでは本作が直木賞でも――といった声も出ていたという。
連載に3年を要した本作は、著者本人も「墓碑銘にしたい」「思い残すことはないくらい、本当に集中して書いた」と語る、まさに渾身の作品です。

【ストーリー】
かつて直木賞も受賞した作家・津田伸一は、とある地方都市で送迎ドライバーをして糊口をしのいでいた。
以前から親しくしていた古書店の老人の訃報が届き、形見の鞄を受け取ったところ、中には数冊の絵本と古本のピーターパン、それに三千枚を超える一万円札が詰め込まれていた。
ところが、行きつけの理髪店で使った最初の一枚が偽札であったことが判明。
勤務先の社長によれば、偽札の出所を追っているのは警察ばかりでなく、一年前の雪の夜に家族三人が失踪した事件をはじめ、街で起きる騒ぎに必ず関わる裏社会の“あのひと”も目を光らせているという。

こんな小説アリなのか!
小説表現の臨界点を超えた、まさに先が読めない展開――かつてない読書体験を約束します。存分にお愉しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わったというか、読むのをやめました。
    まず、文章が完全にシロウトで、読めるものではなかった。
    読書家の人には耐え難い、まわりくどさと説明の下手さ。
    賞を2回もとった元小説家が書いているという設定なのに、その部分の文章も駄文!はぁ?
    大丈夫ですか?
    内容自体はありきたりではないのですが、読み進めるのも時間の無駄なのでやめました。下巻を買っていなくて正解でした。

    • yakko871さん
      同じです。
      イライラしながら上巻をやっと読み終わりました。
      同じです。
      イライラしながら上巻をやっと読み終わりました。
      2019/02/02
  • 謎が新たな謎を呼ぶ。
    頭の中に?や!が増え続け、読み出したら止まらない。

    これはそもそも、直木賞を二年連続で受賞した元作家・津田伸一の創った小説なのか?
    どこまでが事実なのか?
    人が次々に失踪したり、持ち歩いていたはずの本がいつの間にか消えたり。
    回りくどいと周囲の人からいつも煙たがれている津田のことを、読み手は信じてもいいのか?
    今なお行方不明の夫が心の奥底に抱えていた箱の中身とは?

    数々の謎を残しながら下巻へ続く。

  • とりま上巻読了

  • まどろっこしい。
    主人公の津田がどうしようもない男で読んでいてイライラする。
    なにが面白いのかさっぱりわからない。

  • 2019.01.15.読了

    星3.5〜3.8っていう感じ

    面白い。下巻が楽しみ

  • まるで語り手が思いつく端から話しているみたいに、話が脇道に逸れたり戻ったりを繰り返しているようで、しかしそれが本当に脇道なのかも判断できないような気もして、まどろっこしい。時間を空けると何の話だったか分からなくなってくるから、とにかく休まず読んだ。
    本筋を見失っていないつもりなのに全然掴めない感じがする。
    後半ぐらいでやっと何が起きているのか気になってきた。

  • 佐藤正午の鳩の撃退法を読みました。

    元直木賞作家の津田はいまは落ちぶれてしまい、デリヘルの女の子の送迎をしています。
    性格がねじくれていて、軽佻浮薄で、小心者で、女好きのセックス下手と評される津田は偽札のトラブルに巻き込まれてしまいます。

    津田と他の登場人物との掛け合いはそれなりに面白かったのですが、解決されていない謎がたくさん残っているのに、最後の謎解きがそこかよ、とツッコミたくなる物語でした。

    今年読んだ本の中で一番残念な小説でした。

  • 少し読み進めにくいけど続きがきになる

    2018.10.1
    115

  • 「私たちが生きていくあいだに、私たちの上にきみょうなでこごとがおこり、しかも、しばらくは、そのおこったことさえ気がつかないことがあります」

    沼本店員が音読させられた(ことになっている)ピーターパンの一節のとおり、
    2月28日にすべてのできごとは起こっていた。ことに、気づかないつくりになっているので、上巻はそこまで続きが気になったりしない。
    が、晴山くんと幸地ななみのつながりが分かったあたりから急激に面白くなり、ぼんやり読んでいた当日の出来事をまた読みなおし、時系列で整理しはじめることに。

    しかも、津田の書いたフィクションが、現実とごっちゃになって書かれる。
    それは津田自身がちょいちょい読者に注意していたのに、本筋はそんなことないって思わされてるからなー。それは下巻ではっきりするのだが。

    元・直木賞作家津田伸一が、小賢しい、もういっそ清々しい感じのクズで、
    口癖らしい呼びかけの際の「な?」と窘められた際の「ほえ」がまた腹立つ(笑)
    まさにヒモ人生を送るにふさわしい感性。
    こいつに対して土壇場で優しく、かつ最後まで甘やかさない沼本店員が女性視点では気持ちの良いキャラクターである。
    後の女性はなんだかんだ、おつむが弱いか情に弱いかで利用されてるもんな。

  • 石田ゆり子さん、糸井重里さんがオススメしていると聞いて。
    タイトルから気になって読み始める。
    賛否両論みたいだけど、私は好きだった。
    先が気になる…

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著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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