上流階級 富久丸百貨店外商部 (小学館文庫) (小学館文庫 た 35-1)
- 小学館 (2019年7月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094066616
感想・レビュー・書評
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それぞれの展開は結構伏線があるのでなんとなく想像通りのとこに落ち着くけど、各エピソードがいい感じに配置されていて、上流階級の人々の生活を覗き見るワクワク感と相まって全く飽きずに読める。
いろんな難題にぶち当たるけど、主人公の性格もあって過度にウエットにならずに話が展開するのも読みやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
百貨店の外商、普段ぜんぜん馴染みのない世界だ……。
そんなほとんどの読者が具体的にイメージできない業界の様子が、他業種出身の主人公の目線で描かれてるから無理なく感情移入できるのが面白いなー。
ラストもほっこりする終わり方で、シリーズの続きも読みたくなった! -
本に出てくるメインのお金持ちの人々は、富裕層、と言う言葉じゃなくて上流階級という言葉がふさわしいなあと思う。
上流階級の方にモノを売る、というある意味特殊な仕事。自分がなったことのない立場の方にしっかり寄り添う静緒は、言い方が悪いかもしれないけど「センスがある」人だなと思う。
静緒が色々考えてモノを売ったり、難題を突破していくのが読んでいてとても気持ちがいい。大好き。
静緒と桝屋の絶妙なバランス関係が好き〜!好きすぎて何回も読み返してもう表紙は擦り切れまくってますが、これからも何回も読むと思います笑 -
表紙が可愛くてパケ買い?したものの、長いこと積読だったこちらを読了!
百貨店の世界、外商の世界、知らないことばかりだったので単純に読んでて新しい発見しかなくて面白かったです。単に物を売るだけじゃなくて、サービスも売る、お客様に頼まれれば何でもやる、マスカレードホテルで出てきた、ホテルコルテシアのホテルマンみたいだなあなんて思いました。
主人公の鮫島静緒はバリバリのキャリアウーマンで、めっちゃ仕事できるんだけど、人間らしいところもたくさんあってつい応援したくなるキャラ。最初は嫌いだった桝家との関係が徐々に変化していく感じもよき。この2人の掛け合いが物語の中で1番好きだったな。
様々なお客さんの無理難題を解決していく中で、感動的なストーリーもあり。読み終わった後は心があったかくなるお話でした。大変なこともたくさんあるけど仕事頑張ろうとも思えました。笑
そして百貨店に行って買い物したくなる。
売上が厳しいと言われている百貨店ですが、将来もなくならないでほしいなあと思います。
続編も知らないうちに3冊出てた!!!読んでみたい! -
外商の世界、面白かった。
枡家がちょっと気になる。
ただ文章は読みにくい気がしたな -
百貨店の外商の話。
バリバリ働く仕事の話。面白かった。
普段知ることのない上流階級。百貨店は夢の世界。そこの最上級のサービスをするために働くのが外商。
こんなことまでお願い出来るのかと同時にこんなこと頼む人がいるのかと思う。尽きることのない仕事、それに思考を巡らせているのが楽しく仕事を頑張っている姿が読んでいて気持ちいい。 -
高級地域にある百貨店の外商が舞台。
もちろん私は縁のない世界ですがちょっと覗き見くらいはしたいなと思わせられました。
外商を使う人たちはこんなふうにポンポンと大金使うのかなぁ。 -
女性が働くことに一生懸命になることを肯定してくれるような作品。いろいろなエピソードがあるが、いい意味で頭を使わす読めるので、さくさく読める作品。