浅草ばけもの甘味祓い ~兼業陰陽師だけれど、お隣に“鬼上司”が住んでいます~ (小学館文庫 C え 1-5 キャラブン!)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094067750

作品紹介・あらすじ

陰陽師兼会社員女子の上司はホンモノの鬼?

浅草で働く会社員、永野遥香のもう一つの顔。それは、人知れず浅草の町を守る『陰陽師』。毎晩仕事帰りに浅草を見回り、町のくらがりにひそむ怪異を、独自に編み出した〈甘味祓い〉で祓っているのだ。
そんな遥香の心を乱す存在が現われた。それは、京都からやってきた新しい上司、長谷川係長。イケメンかつ有能な長谷川は、たちまち女子社員の熱い視線を浴びるが、遥香だけは感じていたのだ。この邪気……ただ者ではない!
やがて、壮絶な牽制と嫉妬による負の感情が社内に渦巻くようになり、発生した邪気が遥香を襲う。実は異常なほど周囲の人間を魅了する長谷川には秘密があった。彼は最強最悪の怪異、ホンモノの“鬼”だったのだ。お互いの平和のため、長谷川と手を組むことにした遥香だが、鬼と陰陽師の組み合わせは前代未聞の事態を生むことに――!?
浅草を舞台に、兼業陰陽師と鬼(←ホンモノ)上司が繰り広げる、危険なラブコメディ第二弾登場!

【編集担当からのおすすめ情報】
イラスト/漣ミサ

感想・レビュー・書評

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  • 会社ではやっぱり鬼寄りでも普段は優しい人
    どうにかして気を引きたいこのモヤモヤ
    しかも最後ちょっと病んでません?(笑

  • 前巻と比べると長谷川が凄く柔らかくなってます。二人が互いに支えあってて良いコンビ。

  • おぉ、花色衣。もっとしっかり覚えたらもっとテンションあがっただろうけどなぁ。読んだの結構前だもんなぁ。それにしても遥香かわいい

  •  遥香のへっぽこ退魔とは違い、鬼である長谷川の能力は強いとばかり思っていましたが、実は隠された能力が開花しているとは思いませんでした。ラストの様子からすると、実は一番強いのは遥香なのかもしれないですね。
     
     じわじわと距離を詰める長谷川を受け入れるのが怖い遥香。ついに気持ちを自覚した様で、次の巻が楽しみです。

  • 鬼を追いかけてきた最強陰陽師の叔母さんに鬼上司様はピンチになるかと思いきや、違う方向性からバトル状態になってしまい、思わず笑ってしまった。
    敵は敵でも可愛い姪御を誑かす男として敵認定というか。
    ある意味平和的な争いになって安心していたら、本命の鬼は別にいたという。
    話の後半は本格的な危機となり、手に汗握る展開に。
    ここで主人公の本来の力の片鱗が。
    陰陽師としては未熟と言われてきた彼女が報われた瞬間だったと思う。

    前世からの恋としては前進があったようななかったような。
    夢で見るし、思わずぽろっということもあるけれど、彼女に自覚がないからなあ。
    鬼上司は鬼上司で、彼視点からの話を読むと、随分と捻くれた考え方をお持ちのようで。
    捻くれたというか、もう怖い。
    屈折しているし重い。
    そんな状態で今世で幸せになれるのか、少し心配にもなってきた。

    とにもかくにも、まずは主人公の自覚が先だろう。
    頼むぞ。
    多分君じゃなきゃ彼を矯正できないぞ。

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著者プロフィール

長崎県出身。2012年9月から執筆を開始し、WEBにて発表。2015年8月「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」(宝島社)でデビューに至る。

「2019年 『薬草園で喫茶店を開きます!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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