夢探偵フロイト アイスクリーム溺死事件 (小学館文庫 C な 2-4 キャラブン!)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094068573

感想・レビュー・書評

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  • なんだか主人公たちのお人好しさにビックリしました。
    前半の流れからは話の展開が読めませんでしたが、中盤から急に進んでいく感じは良かったです。

  • 睡眠は大事。4巻もこれです。
    夢にはストレスやフラストレーションを浄化する作用があると書かれているし、夢を覚えてなくとも、睡眠中に脳のなんか…ゴミみたいのを洗い流す液が出てるらしい。寝よう。
    「夢売り」も幼少期から歪められてたってことか。代理ミュンヒハウゼン症候群、他人に対して発動するケースもあるんだろうなぁ。このお話みたく「あの子を救助する私は素晴らしいでしょう?褒めて」が強く出過ぎたり。これは闇が深い。
    夢科学研究所の3人、お人好しです。フロイト先生のお祖父ちゃんと学長とタエちゃんたち、全共闘世代だけじゃない関係があるのかな。夢の中のお祖父ちゃんが幽霊森歩き回ってるの含めて、今後描かれるのかもしれないので楽しみです。
    ペコが内定した会社、なんとなく蛇口の会社じゃない気がする…良くない気がする。。

  • 前作の続きですね。放火犯にも優しくしちゃうペコの純粋さが話を進めているので、緊迫感がないのが良いような悪いような不思議な感覚のお話でした。


    毎回、タエちゃんの絡みが好きです。今回は、タエちゃんの若い頃の話も出てきて、過去があるから、今があって、さらに未来に繋がるっていくんだよなーと、改めて思った回でした。ペコの就職はどうなるのでしょうか。蛇口会社には行かない気がします。

  • 2021/4/16
    今回は薄味。
    ペコの進路が気になってて楽しみにしてたけど変化なし。
    まだ10月らしいけど。
    助手雇う話はどうなったんだ。
    ペコは優しいから前作の敵、夢売り姫香も受け入れるけど、私は優しくないから邪魔やった。
    姫香入学してくるからまた出てくるのね。
    今のところ私はげんなりしてるけどお手並み拝見。
    自分たちの研究室に放火した人をも受け入れるペコはお人好しが過ぎるよw
    それにしても今回は見せ場なかったなぁ。
    期待値が高すぎて申し訳ない。
    間から逃げられないようにさりげなく組んだ足でガードするフロイトっていう描写は妙にかっこよかった。

  • 星3.5

    夢をヒントにその人の心の奥に閉じ込められものを探して解決していくお話

    アイスクリームで溺死って?となったけれど読めば納得、できる

    フロイトが穏やかに静かに相手を追い込んでいくのが好きです
    相手は逃げ場が無いですけど

  • そしてまたマイルール「同じ作家は続けて読まない」を破って4作目。シリーズ既刊はここまで。

    文系アタマだからなのか飲酒しながら読むからなのか、前半の脳波がどうたらいう話、ちぃともわかりません。わからないと眠くなってしまいそうなところ、奇跡的に大丈夫。

    前作で自分を殺しかけた相手のことまで心配して、なんだかんだで仲良くなるあかね、ええ子すぎ。1作目では嫌いだったのに(笑)。

    幼少期に植え付けられた罪悪感がいつまでも悪夢を見させる。子どもにこんな思いをさせる大人、許せない。私は代理ミュンハウゼン症候群を『ルイの9番目の人生』(2015)で知りました。

    5作目はおそらく1年後か。それまでに内藤さんのほかのシリーズのどれかが出るでしょうから、待てます。

    映画『ルイの9番目の人生』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/37110e8a5b52eef176de7f37bcc5fc70

  • 2024.04.14読了。
    夢売りの悪夢の話。根っからの悪い子ではなくてよかった。こういう性格だと助けてって言えなさそうだから、言える相手がいてよかったなと思う。夢科学研究所の人たちがいい人でよかった。
    子どもの事故は怖いと思う。こんなもので?ってもので死んじゃうんだなと。ピアノ教室のおばあさんがしたことは嫌な気しかしないけど、同じ状況で絶対同じことをしないと言い切れる気もしないのが怖い。
    子どものときの心の傷がなかったら夢売りはいい子だったのかというと、それはまた難しいところだけど、平気な顔しながら心ですごく怖がってるような子だと思うから、少しでも穏やかに過ごせるようになればいいなと思う。

  • 夢研究所の教授と助手で悪夢にうなされる相談者の真相を追うお話。

    睡眠で見る夢を具現化する方法の説明が多く事件がぼんやりしている。
    殺人未遂をした学生と仲良くする行動も読んていて疑問がつきまとい集中できない。
    そろそろこのシリーズも厳しい様子。

  • 悪夢が、続く。

    夢に色を付けて、人の夢を視られるように、という
    聞くとできるのか、という実験してます。
    前回悪夢を売っていた人物が視る悪夢は
    一体本当なのか、刷り込まれたものなのか。

    驚きの状態にたどり着きますが、これはこれで
    相手もすごいです。
    普通この状態で行動する、というのは
    なかなかの感情ではないかと。
    そう思えば、そんな行動をしたのも発言したのも
    納得な感じです。
    変化を求めない人は、ひたすらにきついです。

  • アイスクリーム溺死って、言葉のインパクトはすごいけど聞いてみるとありそうな事故。
    そんで私はあの先生と同じ状況になって、絶対に人の子を傷つけずにいられる自信はないなぁ…。絶望しかない。
    このシリーズ大好きだから、次巻で最後なんてさみしすぎる。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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