- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094081602
感想・レビュー・書評
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市川さん作品は『今、会いにいきます』依頼で2作目ですが、本作も予想を一つ裏切られて良かったです、まさかタイトルを伝える方が…とは。
でもイイかも、少し幸せない気分にはなれましたーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画を先にみて「本も読んでみようかな」となった本。
出来すぎな話ですがキレイでいいんじゃないでしょうか。
人を想うことが素晴らしいことを思い出させてくれます。 -
「そのときは彼によろしく」は、誰が言った言葉なんだろう、花梨なのかな、だとしたら悲しい言葉だな、と思いながら読み進めたけど。
自分は母親を突然の脳の病気で亡くしていて、自分の感謝の気持ちを伝えることが出来なかったことは勿論、母に聞きたかった事が沢山あるので、こう言う話を読むと、こんなことが本当にあったらいいのになあと思ってしまう。「心から愛していた」そんな言葉をもらえたら号泣だな。 -
読み始めの数ページで『これは苦手なタイプの小説だな』と思った。もぞもぞと小恥ずかしくなっちゃう例えとか、さりげなさが鼻につく気取ったセリフとか。洒落た感じにするために、わざわざ一呼吸置く間とか。
主人公の遠山智史はどこをとっても完ぺきな人間だ。背が高くて優しくて、誠実で真面目。ウィットに富んだ会話もできるし、何しろ子どもの頃からの夢をちゃんと叶えてエラい。おまけに自分のことを過小評価している控えめな性格なんて、もうそれは自然界のヒトコプラクダくらい貴重な生物だ。少なくとも、わたしは今までお目にかかったことがない。
ヒロインの森川鈴音は誰もが認める美しい女性だ。モデル以外にも、CMに出演したり女優として演技の才能も認められている。そしてお決まりのパターンのように口が悪くがさつで、食欲旺盛。で、頭はいい。
絶対ムリムリ!と言いながら、でも最後まで読めてしまいました。
犬の「ヒューイック?」に思わず笑ってしまい、主人公が引っ越しのため転校することになったときの駅での別れにシクシクと涙し、やがてわたしは、彼ら3人の幸せを願いながら読み続けました。
後半の展開はまったくもってわたし向きではなかったけど(迎えに行くとか呼び戻すとか)でも『そのときは彼によろしく』とは誰の誰に対する言葉なのか、これが意外だったので笑顔で読み終えることができました。
途中にはいくつか胸を打つ名言もあったし、読んでよかったと思います。
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始めの方は読みにくいが、中盤からサクサク読める。
主人公の父の台詞がイイ。
物語も感動で涙します。
花梨は長澤まさみがピッタリな気がします。DVDもいつか見たいな。
2011年10月30日 18:00 -
幼なじみってのがいない私にとっては、こういう関係っていいなって思う。決して変えれない時間や事実を仮想体験したり、他人の気持ちになれるのが本の良いところ。
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洒落た雰囲気で夢の中の話のよう。心根の優しい人たちの物語。
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水の揺らぎのように、ゆるやかな展開が良かった。
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この、切なくて少しファンタジーっぽい感じ、すきです。