anego (小学館文庫 は 5-2)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081725

感想・レビュー・書評

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  • 女は怖い つくづく

  • ドラマの記憶だと、若いのとうまくいくのかなと思って読んだら、ドラマとはけっこう違ってた。
    面白かったんだけど、商社のOLってほんとにこんな暮らしなのかな〜

  • あまりにも考え方があてはまりすぎてて・・・

  • 林真理子って初めて読んだけど、凄いと感じた。
    心情の吐露なんて、リアルに感じる。
    女性たちの感想がどうかわからないけど、男としては、かなり強い物語だった。

    割り勘駄目出しが強調されていて、笑えてしまった(自分の不甲斐なさに)。

    女性の生き方が描かれているけども、人生の泥沼に溺れてしまう男性の立場から読んでしまったようにも感じる。

    主役はナオコなんだろうけど、視点を変えて、ナオコを脇役にして読んでみることの示唆もされていたのは、深く考えさせられた。

    あまり深く考えると、怖い作品だと思った。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)
    野田奈央子32歳、丸の内の大手商社社員、独身。上司からも、同僚からも、部下からも頼られる存在。…なのに自らの恋愛運にだけはなぜか恵まれない。そんな奈央子が次から次へと出合う恋愛の数々。合コン、お持ち帰り、セフレ、不倫、泥沼…。OLの性も、派遣社員の怒りも、そして結婚運に恵まれない女たちのいらだちも。すべてをリアルすぎるくらいリアルに描ききった、林真理子の代表作。主人公野田奈央子を篠原涼子が演じて話題になった、大ヒットドラマの原作、待望の文庫化。
    ———————
    【著者略歴「BOOK著者紹介情報」より】
    林/真理子
    1954年、山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞を、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞を受賞
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  • アラサーの結婚出来ない女の痛いところをグッサグサ描写していて、読み進めながら共感できてしまうのがすごく辛かったwww
    ナオコは結局あちら側に手の届くところまでいるのに、自分であちら側を選ばなかった。でも人として正しい事をすればするほど損な役回りよね。本当に…。結局最後はリエコさんの呪いにかかってどうしようもなくなってしまった。
    ナオコの立ち回りが理解出来てしまうし自分もそうしただろうと思うとこの先私もこういう選択をするのかなぁ「賢い女」にはなれないのだろうかなんて思いながらサクサク読み進められました。不倫編に入るまではやっぱりものすごく共感できたが、これまた不倫の話からは一変私の未知数の世界に入り込んでしまってあとはただのミステリーを読んでるみたいになってしまったけど、結局ナオコには幸せになって欲しくて最後まで一気に読んだけどホラーな結末で後味悪かった。
    堕ちるところまで堕ちたナオコはあの後沢木を支えて、堕ちながらもささやかな幸せを見つけれたんだろうか。

  • あたしはドラマを全部見ていたのだけど(あたしは篠原涼子を偏愛しています)、原作とドラマはだいぶ違う雰囲気。

    でも、そういえば確かに、林真理子はあんな素直なラブコメ書く人ではないな、と思い直したり。
    や、いい意味で。
    林真理子は、ドロドロ感がよいのです。
    そして『anego』の原作は、ドラマよりドロドロ感たっぷり。
    で、これはこれでおもしろかったです。

  • Readerにサンプルで入っていて、それで購入。
    読み進めていくうちに次々と裏切られた気がして、無我夢中で読み終えてしまった作品です。
    初めはどちらかといえばさばさばした面倒見の良いOLだった主人公。ちょっと戯れる彼氏はいるのに特定の相手はいない。
    見合いなんかもしつつ、行き着いたのは主人公が絶対に嫌だと思っていた不倫。自分と戦って戦って、戦って、それでもおちてしまった。
    と、まあ、ここまではありそうな話。
    しかしこの不倫が、主人公を驚くべき事態へと追い込んでいくのです。
    不倫は怖い。というよりは、人は自分の選択で予想もできない方向へ進んでいくことがある。
    ちょっとゾっとする話でした。

  • 怖い。主人公の奈央子について、一本気でカッコイイエピソードがふんだんにちりばめられているにも関わらず、全体的には不運が続くドロドロ悲劇・・・

  • 実は初めての林真理子さんの作品でした。

    人気の女性作家さんだけあって、色んなタイプのオトコや女心を交えてのストーリー展開で楽しませてもらいました。

    『Domani』で連載されていたものが、2003年に出版されているものなので、ちょっと現代とはズレている感がでているけど、それでも共感できる部分やこういう友達いるなぁ~てな感じで読めました。

    ラストに関しては、賛否両論あるみたいですがワタシは好きでした

  • 怖い。
    怖い、でもハッピーエンドであって欲しい、でもきっと堕ちるところまで堕ちるんだろう。
    悲しいかな、予想通りでした。

    自分のことを一番知らないのは、自分なのかもしれないな。

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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