オケ老人! (小学館文庫 あ 19-3)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094085686

感想・レビュー・書評

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  • 街をぶらり歩いているときに偶然「梅フィル」というアマオケの演奏に出会った高校教師中島は家の中に眠っているバイオリンを取り出し、オケに入ることを決心する。ネットで調べ、門をたたいたのは老人からなるアマオケ「梅響」であった。音もバラバラ、高齢者からなる梅響に飛び込んできた若手の中島は大歓迎され、梅フィルと間違ったとは言い出せずに、入団することになる。
    この梅響が変わっていく様子を描くストーリー。
    中島が熱心に音楽に取り組む姿勢が伝わってきて、これって私のこと?あの人のこと?と心痛め足り、喜んだりしながら読んだ。楽器をしている人に是非読んでもらいたい。

  • 文庫が発売した当初書店で平積みになっている頃から気になっていた作品。図書館にあったので借りてきた。面白かったー!最初はどうなることかと思ったけど。音楽には年齢なんて関係ないんだね!登場人物がみんな生き生きしてて楽しく読めた。ロシアスパイの件はなくても良かった気がするんだけどなぁ。2011/383

  • ★3.5

  • 今夜は新世界聴こう

  • 面白い

    交わりそうにない2つの話がちょっとづつ近寄っていく

    最後はハッピーエンドで終わります

    あ 中島明彦の恋の行方だけは…残念です

  • 前半は読んでいてどことなく線が細い、頼りない感じがしたのですが、物語が進むに従ってどんどんストーリーが力強くなっていく様は、まさにこの老人オーケストラの成長をなぞるようでした。

    全体的に深みに欠けていたり、所々、話が飛躍しすぎというかそういう部分もありましたが、娯楽的な小説としては面白い部類に入ると思います。

  • まともに楽器を演奏できない老人たちの
    オーケストラを舞台に繰り広げられる喜劇。
    なるほどねぇ。
    そうきましたが。
    確かに、老人たちのオーケストラが舞台なんですが、
    実は、話はそれだけではないです。
    ロシアが関わる国家機密漏洩など、
    タイトルと、主人公たちの日常からは想像できない
    壮大な話にもなってしまいます。
    意外に、面白いです。

  • 面白かったですよ。
    勘違いから始まって、主人公の葛藤。
    ある程度筋が読めてしまう部分もあるけど、
    それでも、引き込まれて最後まで。

    軽く楽しめる本です。

  • オケの分裂、老人+ミステリー

  • オケをしていたからかとても楽しく読めた。老人最高!
    ただスパイの陰謀とかいるかな、と。老人オケだけじゃ話にならなかったのかもしれないがなんかごちゃごちゃしていて残念。

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著者プロフィール

1964年、京都府生まれ。東京大学文学部仏文科卒、朝日新聞社に入社。2003年『骨ん中』でデビュー。2010年『ちょんまげぷりん』が錦戸亮主演で映画化され、2016年には『オケ老人!』が杏主演で映画化された。著書に『探検隊の栄光』『けいどろ』『大脱走』『ヘビメタ中年!』『独裁者ですが、なにか?』『早期退職』など。

「2019年 『残業禁止』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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