- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094086126
感想・レビュー・書評
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はじめ主人公の境遇にイライラして、読んでいてストレスを感じた。マリアが出てきたとこから“希望”が持てだした。下巻に期待。
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"亡き妻のふるさと"だったニュータウン希望ヶ丘に引っ越した田島家。しかし父子三人の新生活は、スタートから難問続出…。泣いて笑って心あたたまる感涙必至の家族小説。
コロナウイルス禍でなんとなく世の中がぎすぎすしている今日、重松節たっぷりのホームコメディで心が癒される。「希望は世界のどこかに転がってるぜ」って、まさに現代の全世界に発したいメッセージである。因みにカラオケメドレーでいちばん「おっ」と思ったのは、少女隊『Forever』。 -
読了。レビューは最終巻で。
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テレビドラマにしたら面白いかも。
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希望が丘という名のニュータウンに住む人々をめぐるお話。
最初は主人公のネガティブな考えや優柔不断な性格に共感できず、人々との出会いにあまりにも偶然が重なりすぎて「そんなバカな。。。」と思ってしまい、期待はずれかなと感じていた。
ただ、主人公を取り囲む(巻き込む?)人々のキャラクターの良さがだんたんと滲み出てきて、気がつくと引き込まれていました。 -
家族をテーマにした、どこにでもあるような話しだけど、読んでくうちにだんだん引き込まれる。一生懸命なお父さんだけど、先どうなるのか。下巻へ。
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希望ヶ丘に移り住んだ家族のちょっとした出来事、トラブル。
淡々と進むストーリーですが、家族1人ひとり色んな思い、
希望を持つ心情が面白かったです。 -
あとがきにも出てきますが、本書のテーマは、こんな時代だからこそ、読んでいる人が「希望」を持てる本にしたい。
「希望」ってのは、「幸せ」ってのは何なのか? それを問いただす作品でもある。
「希望が丘の連中ってのは、とにかく幸せの幅が狭いんだ。庭付き一戸建て、 ローンの支払いは順調、旦那は出世街道まっしぐらで、カミさんは教育熱心、 子供はみんなまじめな優等生…それ以外の幸せってないのか?」
作品にでてくる希望が丘の市民だけでなく、自分自身もそうなんじゃなかな?って考えさせられる。
「幸せ」を他人と比較することで、得ていないだろうか?本当ならばみんなそれぞれの形であるはずなのに、みんな同じ形を追い求める。それはそれで、間違えだとなんて思わない。
でもそれだけでない形もあるんだよね。
わかっているんだけど、なんかそれがわからなくなってしまう。いや、わかってはいるんだけど、見えないふりをする?
ずっと、自分自身の幸せの形を持ち続けている、本作途中から登場してくる「えーちゃん」なんだろうな。年をとって、おっさんになって見た目は格好悪くなっても、みんなが失ったものをもち続けていく。
えーちゃんは希望が形を変えた存在としてこの作品中は書かれている。 -
最初はなんだかなぁ…という感じだったが、次第に引き込まれてしまった。どこにでもありそうな話だとは思うけれど、重松さんはやはり巧いのだろう。