戸隠秘宝の砦 第一部 吉原惣籬 (小学館文庫 ち 3-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094086928

作品紹介・あらすじ

諸藩の財政が危機的状況にあった江戸時代天保期-。松枝近忠は、自分が府内藩当主である大給近訓の実子であることを告げられる。そして、近訓から藩を救うため秀吉が遺した百万両に相当する財宝を探せという密命を受ける。この話を、鼠小僧次郎吉が盗み聞きしていた。実は、次郎吉は財宝に所縁のある家の末裔だった。財宝の在りかを示すギヤマンの皿、絵馬の探索を開始した近忠だったが、ギヤマンの皿の持ち主・高嶋屋五郎左衛門や高嶋屋と近しい小浜藩も加わり、秘宝探しは三つ巴、四つ巴の争いになっていく。全三冊で送る、書き下ろし伝奇時代小説第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 新しい、伝奇時代小説の始まり?
    秀吉の秘宝と3つの鍵、そして善悪三者の攻防、面白く読める。全三巻は読み終わった時、長いか短いか?

  • 表紙の絵と敦賀の文字に惹かれて購入。
    生まれ(…てはないけど)育った心の故郷である土地なので、敦賀藩とか気比神宮とか出てくるとその度に嬉しくてソワソワ。

    物語としては、最初は何だか淡々と早足で話が進んでいく感じでそんなに面白いと思えなかったが、財宝を巡って探り探られ襲われ剣を交え…とだんだんワクワクしてきた。
    最後の絲(ヒロイン)の決意と、舞台がいよいよ敦賀になるということで、二部を早く買わなきゃ…!と思った。

    最近、意図せず吉原に関わりの深い作品ばかり読んでいるので、玉屋の話も面白かった。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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