下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094513523

感想・レビュー・書評

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  • 「シモネタという概念が存在しない退屈な世界」の冒頭を読んだ。アホだw ある意味ではシリアスにも持っていけそうな設定を、思いっきり馬鹿な方向に振り切るのは偉いなぁw

    赤城大空「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」読了。不健全な言動を取り締まるディストピアにおける、反体制派の活動の物語…なのだよ本当にw いや、バカSFとして面白かったす。卑猥な言葉を言い換えての会話(ドッキング行為とかw)なんかは、ディテールとしてもいいし、笑いましたw

    設定自体がぶっ飛んでいるだけに、長編になるともう少し説得力が欲しくなってしまうところはある。ディストピアが出来上がった過程とか。なんで、この世界観を元にした連作短編くらいにすると、あほなエピソードを楽しむ作品としてより楽しみやすいかも。とはいえ、想像以上に楽しめましたw

  • 性教育を完全に排し、下ネタという概念がなくなった日本で主人公とヒロインはレジスタンス活動を行うのだが・・・

    久々に笑いながら読んでしまった。最初の挿絵から民衆を導く自由の女神をもとにしていておもしろかった。
    エロ本を求めて800人の生徒が隠し場所に突撃するなど、終始ギャグに一貫しており、今後が楽しみな作品の一つになった。

  • 文章力、表現力はライトノベルのそれだが、設定、展開は面白かった。下ネタを連ねるだけに留まらず、下ネタを一切禁じた世界では青少年がどうなってしまうのか、下ネタを禁じる大人たちの醜さが描かれている。今後の展開が気になる。

  • 下ネタという概念が世界になくても、小説内は下ネタだらけです(笑)

    法律により性的な言葉や表現が禁じられ、少年少女は一般的な赤ちゃんの作り方だとか、男女交際すら知らない感じ。

    主人公は普通の知識を持ってるだけなんだけど、他から見れば危険因子的な存在。弱みを握られ、下ネタテロ組織SOXの一員になってしまった話。

    ギャグかと思いきや、愛情表現の仕方を知らない子供たちの歪んだ行動とかありそうで怖いな。知識を与えられていないから、やってはいけない事がわからないっていう。

    ハエのアレなシーンとか、まさかの押絵チョイスにときめいたww表紙といい、はじけてる感じが好きだな!
    人を選ぶだろうけど、個人的にはとても面白かったです。

  • ネタ小説と思いきや。

    この小説の良さはキャラの立ちようが素晴らしいこと。
    序盤の非常識人が後半では常識人に見えるという不思議さ。

    問題はやはり下ネタの多さでしょうね。
    その点において好き嫌いははっきりと分かれると思います。
    私は好きですけどね。
    下ネタ連呼している癖に、実物を見て悲鳴を上げる姿にちとときめきました。

  • この設定でほとんどエロくないのが逆にすごいです。

  • 森美術館の会田誠展のタイミングで読んだので、この世界設定は笑い事に思えません…

  •  積んでいたものをようやく消化。とにかく、表紙のインパクトが大きかった(笑)それでも、内容も負けずに、なかなかよい作品でした。

     新人作家さんの蘭見たら、大学生か・・すげぇなと思いましたね。大変なのだろうが、ここまでのものを作れるって良いですね。

     若干読みにくい部分もありました。けれど、文章の勢いは良かったしキャラクタの掛け合いは、調度よいものでした。

     

  • やばさと面白さで文句なしのマジキチライトノベル。

  • これは楽しかった!どこかで見たことがあるノリだな~と思ったら、あれだ、自称清純派のヒロユキさんだ!変態とツッコミ。どこかで見たというのは馴染みがあるという方の意味なので、悪意は全くないです。
    無駄に勢いのあるイラストも良かった。ネタは下ネタばかりともうしょうもない感じなんだけど、後ろ暗さでなく、真っ正面から立ち向かっていく感じなのがいい。性少年万歳!くだらないんだけど、くだらない小説ではない。

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