- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094513523
作品紹介・あらすじ
「お●んぽおおおおおおおおおぉ!!」少女は叫びながら、駅の構内を走り出した。その瞬間、僕はすっころんだ。
16年前の「公序良俗健全育成法」成立により、国民から粗暴な言葉が喪われた時代。国内有数の風紀優良校に入学した主人公・奥間狸吉(おくま・たぬきち)は、入学早々、反社会的組織「SOX」の創設者・華城綾女(かじょう・あやめ)から勧誘を受ける。弱みを握られ「SOX」のメンバーとなった狸吉は、憧れの存在である八面玲瓏な生徒会長・アンナの裏をかく下ネタテロに協力することになるのだが……!
「表紙とあらすじが酷いw」と発売前からネットで話題騒然!第6回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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冒頭にあるドラクロアの『民衆を導く自由の女神』をオマージュしたイラスト死ぬほど好き。
話しも面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わりとディストピアな背景のコメディ
事件がひと段落しても状況まるで改善していないあたり
ライトノベルとして「空色パンデミック」のような構えの作品
メインヒロイン1と2の並立する描き方が
説明不足は多々あるが嫌味すくなく魅力的
舞台背景をおちつかせて脇との対比をつけて
キャタクタ小説として大成して欲しいものである -
頭空っぽにして読める
ちょ〜〜面白い -
マイ本棚にあったライトノベル「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」を読破。
自分でもなぜこの本を購入したのか分からなかったが、昨年映画化された傑作「二度めの夏、二度と会えない君」の著者と知り、振り幅の広さに驚いた。尚本作は小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作! -
下品でくだらない(褒め言葉
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「シモネタという概念が存在しない退屈な世界」の冒頭を読んだ。アホだw ある意味ではシリアスにも持っていけそうな設定を、思いっきり馬鹿な方向に振り切るのは偉いなぁw
赤城大空「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」読了。不健全な言動を取り締まるディストピアにおける、反体制派の活動の物語…なのだよ本当にw いや、バカSFとして面白かったす。卑猥な言葉を言い換えての会話(ドッキング行為とかw)なんかは、ディテールとしてもいいし、笑いましたw
設定自体がぶっ飛んでいるだけに、長編になるともう少し説得力が欲しくなってしまうところはある。ディストピアが出来上がった過程とか。なんで、この世界観を元にした連作短編くらいにすると、あほなエピソードを楽しむ作品としてより楽しみやすいかも。とはいえ、想像以上に楽しめましたw -
性教育を完全に排し、下ネタという概念がなくなった日本で主人公とヒロインはレジスタンス活動を行うのだが・・・
久々に笑いながら読んでしまった。最初の挿絵から民衆を導く自由の女神をもとにしていておもしろかった。
エロ本を求めて800人の生徒が隠し場所に突撃するなど、終始ギャグに一貫しており、今後が楽しみな作品の一つになった。