エノーラ・ホームズの事件簿: 消えた公爵家の子息 (小学館ルルル文庫 ス 1-1)
- 小学館 (2007年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094520309
作品紹介・あらすじ
シャーロック・ホームズの妹、元気いっぱいのお嬢様エノーラは、失踪した母が残した暗号を解くことで大都会ロンドンに向かうことに!気の詰まる貴族教育から抜け出した彼女が最初に遭遇した事件は、名門貴族嫡男の失踪事件。名探偵の兄シャーロックゆずりの推理力でエノーラが導き出すのはどんな真実なのか?ヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台に、謎と冒険に満ちたミステリーがはじまる。
感想・レビュー・書評
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お母さんが突然家出。
さらに長兄の横暴に耐えられず、家出を敢行したエノーラ。
一人でちゃんとやっていけるのかな?
心配になります。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★★☆☆
ホームズに妹がいたら?!
シリーズです。巻が進むにつれ面白く^^
ホームズ兄ちゃんたちのツンデレ度が。
女の子が変装して都会の一人暮らし。悪漢相手にアクション有りの推理炸裂^^
フローレンス・ナイチンゲールが出てくる巻がありまして、彼女の男前っぷりに、ナイチンゲールの伝記をもいちど読みたくなるかも☆
(まっきー) -
シャーロック・ホームズを全く知らない人が読めば面白いと思うかもしれない。
この作者自身、きっとホームズが好きでよく考察しているのかなとは思うのだけれど、どうも言葉などが色々よろしくない。アメリカの作家さんだというし、きっとイギリスの階級制度に強い憧れと同時に反感も持っているのだと思う。この時代の女性の立場というものに対して強い不満を抱いているのは勝手だけれど、それをここまで口汚くののしる感じで文章にされると呆れる。
ホームズの母親と妹を賢い女性のように描いているつもりらしいが、正直、ホームズの母や妹が本当に登場するのであれば、絶対こういう描かれ方はしないと思う。
自由と我儘を履き違えた頭のおかしい老婦と、その人にまともに育てらる事もなかった世間知らずの少女が出てくるだけのお話。兄二人がひどい男のように書かれているが、この作者は男性に何かひどい不信でも持っていて文章の中で発散でもしているのだろうか。
推理や暗号も正直中二病と言われるような内容でミステリというにも物足りない。これはジャンルとしては児童文学レベルだろうか。
何やら賞などを取られた作家さんだというので期待したのに、まったくの期待はずれ。 -
YA作品。
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米国作家がシャーロックホームズをベースに妹が居たという設定で書いた本。
児童書にしようかと迷ったが海外ミステリに。
暗号も大真面目に書いているし、女性が軽く読むには素敵だと思う。