- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094522471
作品紹介・あらすじ
染子は主家である源氏の大納言有道の依頼で、新嘗祭の五節の舞姫を務めることになった。だが、儀式の最中に突然、不思議な格好の若い公達にさらわれ、肩に担がれたまま宮中をあちこち連れ回されてしまう。公達の正体は、帝の弟宮である暁平親王だった。暁平は奇矯な行動ゆえに「鵺の宮」と呼ばれていたが、染子は彼の優しい笑顔と、舞を褒めてくれたことに心打たれていた…ファン待望の王朝ロマンス。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
恋をしらない彼女が後宮で女房務めを始めることで暁平の孤独な一面を理解し、恋を知るまで。
噂など気にしない。おしとやかそうに見えて物怖じしない、芯の強い染子がとっても素敵
友人に会いにいくにも、女御の使いをするにも、敵の前を通らないといけない不便な作りの後宮。
目の前に現れた敵にどう対処するのか?
女御どうしの権力争いの緊張感と、寂寥感を細かに観察する染子の鋭さと活躍が結構面白い
餅麻呂可愛かった〜。もう一度会いたい!
続刊プリーズ!!
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2731.html -
桜嵐以来の平安物ということで、いつもより期待して購入。
ヒロインはそれほど後ろ向きではなく、今回問題を抱えているのは、相手役の方。いつもとはちょっと違うテイストでとても楽しめました!
ちょっと不思議なのが、麗景殿の扱い。深山さんなら主人公サイドの人は皆幸せにしてくれるはず!と期待していたので、最後まで特に何も変わることのない状況にこれはもしや続きが……と期待してみたり。友人女房やお兄さん、東宮の件など、やろうと思えばいくらでも続けますよね!それとヒーローの問題も未解決と言えば未解決なので、長く続くのかもしれません。
今回の女の子はなかなか行動派のようなので、桜嵐とはまた一風変わった平安物が見られるかも、なんて思ったり、とにかくこれからへの期待大です。
これが単作だった場合には未回収の問題が多すぎるきらいがありますが(そのため☆4にしました)、話もまとまっていてなかなか甘めなのでおすすめです。
乙女なでしこの続きも気になるところですが、個人的にはこの作品もシリーズ化してほしいです。 -
最初は天然なのかと思ったけど、意外と行動的だった染子に一番びっくりしたかもしれない。逆に暁平のほうが背負ってるものが大きいぶん慎重派で、最後まで染子を巻き込むまいとしたところが切なくてじんときました。
このまま秘密の恋でもいいんだけど先行きが見えないし、やられっぱなしで終わるのも深山さんらしくないので、多分続くんだろうな…続いてほしいなぁ。 -
すげーきゅんときた。これでちょっと続いてくれて、尚且つハッピーエンドなら私が更に嬉しい。でも最後の数ページに漂う切なさも、これはこれでいい。続いてくれないかなぁ。好きな作者さんだし、続巻出てくれるといいな。
-
・だからサカノ景子先生の挿絵かわいすぎか
・池沼ヒーローかと思いきやただイケだった
・麗景殿の女御健気すぎか
・景之さまイケメンすぎわろた
・深山先生にしては珍しいマスコットキャラ餅麻呂
・優秀なぶちゃネコは様式美
・まさかの女装敵キャラ -
平安時代を舞台にしたラブストーリー。
好きになった人は変人???はちゃめちゃだけど、面白い!!!