夜の虹の向こうへ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 79
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096820728

作品紹介・あらすじ

自然写真家・高砂淳二が、ハワイの叡智と虹に導かれ、世界を巡る、旅の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 自然?水中?写真家・高砂淳二氏のエッセイ。
    内容は、Rainbow Chaserとしてのカメラマンのエピソードや、虹の意味するものとは?

    今まで、彼の写真や体験は、色々な視点を僕に与えてくれた。
    氏の存在は、僕がオーストラリアに3ヶ月旅に行った理由の一つだった。
    氏の写真やエピソードに憧れていた。
    今回、虹の写真集のエピソードを知って、僕の旅はまだまだだったと思い知った。

    一番印象に残ったフレーズは以下。
    ”この世の最高の祝福に、僕のカメラは完璧な位置関係で対峙することになった。”
    これが、カメラマンの醍醐味なのだなぁと感じた。写真っておもしろい!

    写真や虹が好きな人には、とてもお勧めのエッセイです。
    虹に対する考え方が変わると思います。雨が嬉しくなりますよ。

  • ハワイに行きたくなる。
    旅に出たくなる。
    生き方を変えたくなる。

    そんな本です。

  • 【夜の虹の向こうへ】

    自然写真家の高砂さんの著書。

    高砂さんは水中写真家でしたが、
    ご自身の興味に素直になり、虹の写真の撮影に取り組み始めたから学んだことが綺麗な写真とともに書かれてました。

    虹の話から、ハワイの言い伝えや原住民が大事にしているものを紹介されていますが、
    内容は深い話であり、特に虹の捉え方が素敵。

    人の違いを肯定的に受け止め、違いを認め新たなものを作る捉え方。
    受け入れる側の優しさ、人間の厚みを感じるものです。

    1人落ち着いて、自分を見返したい時に読むとよりおすすめです!

    以下は簡単に気になった箇所の引用です。

    ★ハワイは太平洋の真ん中にあって、昔からいろいろな国や鳥の人々がやってきて住みついたり、時には支配されたりしてきた。
    さまざまな苦しみを味わってきた国だが、それをいつも受け入れようとがんばり、そこから新しいものを創造していくことを大切なこととして捉えて生きてきた。違いに架ける虹の架け橋。これが虹の州の異名をよつ背景。

    ★いつ食べられるかわからないサバンナの動物は、今を生きることに全力である。僕らは複雑なことを考えすぎたりしてるが、シンプルに自分の幸せのために全力で生きよう。

    ★正直の頭に神宿る

    ★ホオポノポノ
    →ハワイの考え方。赦すことの価値。謙虚。感謝。

    ★正直に生きること。こうした方がいいと思うことをする、こうしてはいけないと思うことはしない。

    ★赦すことの一番の基本は、自分を赦すこと。
    自分を赦すことで、周りをも赦せるようになっていく。

    ★ハワイ語でKALAは、赦す、光を取り戻す、という意味

  • 写真がとてもきれい
    餅は餅屋

    思いの外、スピリチュアルに傾倒した内容でした

  •  ほんとうに、夜の虹ってあるんだね。
     美しい写真に心奪われるフォトエッセイ。一つ一つの出会いを大切にすると、新しい世界が見えてくるってことを教えてくれる本です。

  • 夜の虹を見ると幸せになれる
    という言い伝えを知ったのは、イグアスの滝についての記事をまとめていた時のこと。大切な友人の転勤に際して、ふさわしい本を探していて見つけた本です。
    夜の虹は最高の祝福。
    改めて本を読み、いつか必ず、大切な人と見たいと思いました。

  • 著者は仕事でハワイに行ったとき、先住民から夜に現れる虹があるという話を聞きます。偶然夜の虹を見た著者はすっかり魅了されてしまい、虹の写真を撮るようになります。その中で様々な出会いがあり、ハワイアンならではの智恵を知り、自然への考え方や感じ方が変わっていきます。ハワイの雄大な自然を感じる、著者の撮影した写真も魅力的です。

  • 大好きな自然写真家、高砂淳二さんの写真付きのエッセイ。
    なかの写真も700線の印刷技術を使っていてキレイ*

    文章は高砂さんご自身そのものが表れていて、「高砂さんだね」と思わせ、そこで語りかけてくれているよう。

    現代版『パパラギ』。たくさんの人にギフトしたい一冊。

    ずうっと手元に大切に置いておこう。

  • どの写真も痺れるほど素敵でした。

    アロハの概念って本当に素敵だなぁと思います。

  • この手の本、かなり好きです。
    写真+文章。
    どうやってその写真が生まれたのか、その場の緊迫感と共に知ることができて、より感動が深くなる。
    氏のお人柄がとっても現れている文章。
    こういう視点で観て・感じて撮ってるから、こういう思いのこもった写真になって、観る人を引き付けるんだなーってとっても納得。
    「こんなに虹と出会えるものなんですか!?」って以前質問をしちゃったことがあったんだけど、
    虹に出会いたいという強い気持ちと、この行動力のたまものなんだなってことが、よくわかった。
    スピリチュアルな出来事、信じがたいけど、私は結構こういうものはあるんだって思える。
    読後感、とっても優しい気持ちになれる。
    今後、気持ちが穏やかじゃ無くなった時なんかにも、
    この本を手に取ってみようって思う。

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著者プロフィール

自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。 世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、夜空まで地球全体をフィールドに撮影活動を続ける。著者多数。

「2022年 『ALOHA 美しきハワイをめぐる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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