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- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097261414
感想・レビュー・書評
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絵がきれいだなー、って手にした絵本。
絵だけ見ててもため息出るぐらいきれいなんだけど、ストーリーはとても静かでとても重たくて、読んだあと、この石から大事な宝物を分けてもらったようなきもちになる。
山からニンゲンの手で運びだされて、ニンゲンのいるところでいろんな芸術品に姿変えてく青い石。
でも石はもとの山にずーっと帰りたいっておもいつづけるの。
たくさんのニンゲンの癒しになって、いろんな人のかなしみを見るたびに石は砕けて、そのカケラがニンゲンによってちがう形に造りかえられて、また人のかなしみを見て石は砕けて、どんどん小さくなってく。
幻想的な色合いの絵がステキで、人や生き物たちがかわいいんだよねー。
人のかなしみ、が静かにこころにしみて、いろんな形に変えられてく青い石のラストに涙でた。
ベッドの横に置いておきたくなる絵本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか悲しくてせつないお話だったなぁ。
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突然故郷から運び出されてしまった青い石。削られて人々を癒し、捨てられ、削られ、癒し、捨てられる・・・石が想うことはただ一つ。故郷に帰り、片割れの石に会うこと・・・青い石の切なく、長い長い旅の物語。
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