カマキリの生きかた: さすらいのハンター (小学館の図鑑NEOの科学絵本)
- 小学館 (2013年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097265153
作品紹介・あらすじ
カマキリにとって、生きるということは?
冬をのりこえ、春をむかえたスポンジのような、ふしぎなかたまり。
前の年のカマキリが産み残した卵のうです。
1つの卵のうからは、200ぴきものの幼虫が生まれます。
生まれたばかりの幼虫は、すぐに独り立ちをします。
カマキリにとって、「生きる」ということは、
そなえたカマで、えものをとらえ、食べていくこと。
しかし、カマキリもほかの生き物たちに、
えものとして、ねらわれているのです。
生き残れるのは、わずかな幼虫……。
オオカマキリの一生を通して、きびしい自然界の
「食物連鎖」のしくみを、とらえた写真絵本です。
【写真と文】筒井学(つついまなぶ)
1965年北海道生まれ。
1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。
1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。
その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、
現在、同園に勤務している。
昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、
昆虫写真家としても活躍している。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者が5年間をかけて、草むらで、オオカマキリを追いかけ、撮影した力作です。
ほかの虫を狩り、食べる。時に、ほかの生物におそわれ、食べられる。
そして、オスは交尾の時には、メスに食べられてしまうこともあります。
この写真絵本で、はかなくも悲しい、カマキリたちの懸命に生きる姿を
感じていただけたら幸いです。
感想・レビュー・書評
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写真がとても良かったです。
最後の脱皮(羽化)で初めて羽ができることがわかりました。
ハリガネムシのことをもう少し詳しく知りたかったです。
なぜ、どのようにして、ハリガネ虫がカマキリに寄生するのか、その後どうなるのかも知りたかったです。
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カマキリの一生。
やはりカマキリはフォルムが格好良い。触れると臨戦態勢をとる好戦的な気質も虫の中では一番カッコイイ。 -
3歳0ヶ月
昆虫ブーム継続中。
何度読んでも、大人が深く感動してしまう。作者の生き物への畏怖そして愛を通じて、人生に希望を感じる本です。
特に交尾、産卵、そして本編最後のページ。 -
子どもが、ショック受けそうな内容もあった。交尾中にメスがオスを頭から食べてる写真。しかも、「頭を失いながらも、半日くらい交尾は続きます」ええええええ!
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表紙を見て下さい!なんてかっこいいカマキリ。ずっと眺めていたくなります。カマキリのかっこよさ満載。何度も読み返します。
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カマキリが卵からタイムボカンシリーズのメカのようにウワァーっと出てくるところから、捕食し捕食され、やがて新しい命を宿し、冬空の中、死に絶えるまでの子供向け写真集。
とてもすごい! -
小さい頃、カマキリの雄は交尾している最中に食べられてしまうという事実を親から聞き、そして目の当たりにして衝撃をうけました。
人間以外の生き物をみると、なんとまあ、子孫を残すことに重点を置いた一生だろうと不思議な感覚になります。
写真と解説でみるカマキリの一生は壮絶です。
よくぞ追いかけて生態を写真に残したと思います。
生きるということを色々考えさせてくれる、とてもよいカマキリ本。 -
オオカマキリの一生を通して、きびしい自然界の
「食物連鎖」のしくみを、とらえた写真絵本。
「作者が5年間をかけて、草むらで、オオカマキリを追いかけ、撮影した力作です。ほかの虫を狩り、食べる。時に、ほかの生物におそわれ、食べられる。そして、オスは交尾の時には、メスに食べられてしまうこともあります。この写真絵本で、はかなくも悲しい、カマキリたちの懸命に生きる姿を
感じていただけたら幸いです。」
【写真と文】筒井学(つついまなぶ)
1965年北海道生まれ。
1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。
1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。
その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、
現在、同園に勤務している。
昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、
昆虫写真家としても活躍している。 -
写真はうつくしいが、内容はちょっと旧来のかまきり観!を引きずっている。
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うちの生き物に関する子ども向けの本は図鑑が多めなので、個人的に気になったこれを購入。
淡々としながらも生き物に寄り添う文と写真が印象的。